携帯販売店(au)の高齢者への対応


 昨日のことだが、父親が突然「携帯の充電器が合わん」といって携帯電話を持ってきた。見たことの無い色だったので聞いてみると機種変更してきたとのことだった。先日届いていたauからの郵便になんらかのキャッシュバック案内が入っていたようで、それを見て勝手に機種変更手続きに行ってきてしまった模様。
 前の機種に不具合があったわけでもなく、使い勝手にも問題がないのであれば今のタイミングで機種変更するべきではなかった。私の信条は「車と携帯電話にはなんら価値が無いので、壊れるまで使うべき」である。いずれもあれば便利でなければ不便であるが、ただたんにそれだけの価値しかないと思うのである。携帯電話は壊れるまで使うよう、普段から説明しておくべきであった。


 しかしながら単なる機種変更では終わっていなかったのも問題であった。以前の機種には2GBのmicroSDカードを挿していたのであるが、機種変更手続きのときに「容量が小さすぎてこのカードは使えない」と言われたらしく、32GBのmicroSDカードを抱き合わせで買わされてしまっていた。カードの価格は1万円。32GBであれば今の相場では1500円程度で買えるので、高齢者相手の悪質な抱き合わせ販売である。32GBですんだ理由は、新しい端末が対応するmicroSDカードの最大容量が32GBであるからにすぎない。もし今回スマホに機種変更していたら、128GBのカードを数万円で買わされていた可能性もある(実際このような被害が各地で続出している)。


 今後さらに高齢化がすすんでいけば、事情に詳しくない高齢者をターゲットにしたこのような行為が増えて行くであろう。振り込め詐欺よりもよほど悪質であると思うのである。


今日の動画
  Scratch - Loku Unga Lavi Tsika.flv
   https://www.youtube.com/watch?v=fnue8nh7Imo