長文メールを200LXで作成する

 以前、SDカード経由でTreo680と200LXを連携する方法を書きました。今回はメール本文の作成を200LXで行い、それをTreo680のメーラーで送信する手順を説明します。


 まずは200LXに「mail.txt」というテキストファイルを作っておきます。メールを作成するときはこのファイルを開いて入力。作成が終われば保存して閉じておきます。

次に200LXのDOSコマンドライン上で以下のバッチファイルを実行。


CD A:\VZ\TAGSCHE
jdate -j "+#%%Y/%%m/%%d/(%%a) -■■■<今日>■■■------------">today.txt
izgrep -t # *.txt >$1
sed "s/:#/;/" $1 > $2
;sortf -t; +1 -3 $2 > $3
sed -f trans.sed $3 > tag0.txt
copy midasi.txt+tag0.txt tag.txt
COPY TAG.TXT C:\
COPY A:\VZ\TAGSCHE\MAIL.TXT C:\
COPY A:\VZ\MEMO.TXT C:\
COPY A:\VZ\MEMO.STK C:\
COMMAND /C TOKEI.BAT
VZ NK2009.TXT -99999 TAG.TXT


上記バッチを実行することで、作成したメールファイルが200LX本体メモリ(Cドライブ)にコピーされます。
その後200LXに差しているSDカードを抜いて、Treo680のSDカードを代わりに差し込みます。そこで以下のバッチを実行。



: Treoのメモファイルを200LXに転送し、200LXのタグスケファイルをTreoに転送
copy A:\680memo.txt c:\
copy c:\tag.txt a:\
copy c:\mail.txt a:\
copy c:\memo.txt a:\
copy c:\nk2009.txt a:\
copy c:\memo.stk a:\memostk.txt
del A:\680memo.txt
echo. > A:680memo.txt


この後SDカードをそれぞれ元に戻します。


ここからはTreo680での作業。まずは「Card TXT」を起動して、mail.txtファイルを開きます。そこには200LXで作成したメール本文が書かれているので、すべて選択−コピーを実行。
つぎにメーラー「Agendus Mail SSL Edition」を起動。新規作成を選んで先ほどコピーしていたメール内容をペーストします。後は宛先とタイトルをつけて送信すれば完了。
返信メールの場合は該当メールをAgendus Mailで開いて返信メニューを選び、本文に200LXで作成した内容を貼り付ければOKです。
Agendus Mailは添付ファイルにも対応していますので、mail.txtファイルをそのまま添付ファイルとして送信することも可能です。しかし相手が必ずしも添付ファイルを開くことができるとは限りませんし、手間としては同じくらいなのでメール本文をちゃんと作成するようにしています。

 Agendus Mailで送信したメールは、Gmailを開くと「送信済みメール」に入っていますので、メールボックスはきちんと一元管理できています。


 文面が短い場合や座って作業ができない場合などはTreoのみでメールを作成するほうが早いです。しかし文面が長い場合に座って作業ができるのであれば、200LXは最強のメール作成マシンとなります。まだまだがんばってもらわなければなりません。