Treo680と200LXのメモファイル連携
デジタルメモの散逸を防ぐため、現在のメイン端末である両者間でデータを統合するための方法を探ってみました。
まずは大きな方針として、200LXをメイン端末とし、Treoは200LXでメモが取れない場合の補助と位置づけます。
連携手段は、Treoに挿しているSDカードを200LXに差し込んでバッチファイルを実行させるというもの。できれば赤外線ポートでやりとりしたいところですが、私のスキルではいつ実現するかわかりませんので却下。
1)TreoのSDカードにあるバッチファイル
: Treoのメモファイルを200LXに転送し、200LXのタグスケファイルをTreoに転送
copy A:\680memo.txt c:\
copy c:\tag.txt a:\
del A:\680memo.txt
echo. > A:\680memo.txt
これだけ。
重複コピーを防ぐため、Treo680のメモファイルはいったん削除し、最終行のコマンドでまっさらの同名ファイルを作成するようにしています。
TreoのSDカードを200LXに差し込み、上記バッチファイルのファイル名 「T6」をコマンドラインに入力して改行キーを押すと、相互にコピーが行われます。一瞬で終わるので、すぐにSDカードはもとのものに差し替えます。
2)200LX側にあるバッチファイル
: 200LXのメモファイルにTreoのメモファイルを追記
COPY A:\VZ\MEMO.TXT+C:\680MEMO.TXT A:\TMPT6200.TXT
COPY A:\TMPT6200.TXT A:\VZ\MEMO.TXT
DEL C:\680MEMO.TXT
DEL A:\TMPT6200.TXT
CD A:\VZ\TAGSCHE
二つのファイルを結合していったん別ファイル(TMPT6200.TXT)として出力。それを200LXのメモファイルへ上書きコピーし、不要になったTreoのメモファイルと一時的に作成した別ファイルを削除します。削除しておかないと、誤ってバッチファイルを再実行してしまった場合、同じメモ内容がさらに追加されてしまうからです。
最後の行は普段作業しているディレクトリに戻るためのもので、メモの結合と直接は関係ありません。
手間としては
・TreoからSDカードを抜く
・200LXからSDカードを抜く
・200LXにTreoのSDカードを差し込む
・200LXに「T6」と入力して改行キー押す
・SDカードをそれぞれもとの端末に差し直す
・200LXに「T6200」と入力して改行キー押す
以上。1分もかかりません(40秒くらい)。これを手作業でコピペすることを考えると、かなり楽ちんです。
WindowsマシンとTreoの間でも同じバッチファイルで連携可能ですが、SDカードの認識に余計な時間がかかりそうです。
Treoにタグスケ用のファイルも転送するようにして、ビューワとしてのTreoの役割を強化するようにしました。タグスケは200LX本体でしか運用していないので、Treo側はこれが精一杯かと思います。
とりあえずはこれで心置きなくデジタルメモを取っていくことができそうです。