日記ファイルの相互転送マクロ

PC HP200LX


　AndroidスマートフォンであるIS11CAを購入するとき、最も懸念していたのが外部メモリであるmicroSDカードの格納位置でした。裏蓋を開けてバッテリを取り外さないと取り出せないというトンデモナイ仕様（都度再起動！）。おそらく防水性能を高く保持するためにはそうするしかなかったのでしょうが、いまだにHP200LXを使っている身からするとかなり困った仕様なのであります。

　IS11CAを購入して半年のあいだ、日記の入力をHP200LXで行わないことでお茶を濁してきたのですが、どうしても入力量が激減してしまいます。そこで今回、かなり無理矢理な感じで環境を整えてみました。


■久しぶりのロケットマウス

　十数年前から使っていますが、知らない間にレジスト料がかなり値上がりしていました。むしろ昔が安すぎたと言ったほうがいいかもしれません。

　　●RocketMouse Pro
　　　　http://www.mojosoft.biz/rockm.htm


　昔勤めていた会社では定型的なデータの書き換え作業が季節ごとにあったりして、このソフトはかなり役立っていました。しかし、そのような作業を行わない個人の場合は役立つシーンが限定されてきます。私の場合、ここ１年はほとんど使っていませんでした。


　今回IS11CAの日記ファイル（テキストファイル）とHP200LXのそれとの相互転送ですが、HP200LXを使えない環境ではIS11CAで日記を入力して、HP200LXを使える状況になったら日記ファイルをIS11CAから転送するというもの。またはその逆となります。
microSDカードを抜き差ししてHP200LX側でバッチファイルを実行させるのがもっとも効率がいいのですが、前述のとおりかなりの手間になります。そこで仕方なく自宅のデスクトップパソコン（WindowsXP）を間にかませることにしました。


■手順（HP200LXからIS11CA）
　・HP200LXからメモリーカードを抜いてパソコンのカードリーダに差し込む
　・IS11CAのPC LINK機能をオンにする


　このあとはマクロで自動実行
　・パソコン側のPC LINKソフトでIS11CAのSDカードフォルダを開く
　・HP200LXのメモリーカードをパソコンにバックアップ（xcopyコマンドで書いたバッチファイル実行）
　・パソコンにバックアップされた日記ファイルを作業用一時フォルダにコピー
　・作業用一時フォルダを開く（バッチファイルでstart フォルダ名のコマンドを使用）
　・上記フォルダからIS11CAのSDカードフォルダへと、日記ファイルをドラッグ&ドロップ
　・作業用一時フォルダから日記ファイルを削除
　・各ウィンドウを閉じる
　・終了を知らせる任意の音声ファイルを鳴らす


　上記とほぼ逆の操作でIS11CAからHP200LXへと日記ファイルを転送します。
ロケットマウスでほとんどのことは可能なのですが、一部でDOSコマンドを記述したバッチファイルを実行させないと理想的な動作になりません。DOSからWindowsになったことであきらかに退化している部分があるわけですが、今回もそれを改めて思い知らされた次第でありました。



■今日の動画
　　Evanescence - Call Me When You're Sober
　　　http://goo.gl/aKbBA