Windows Mobile端末でのメモ取り

 これまでデジタルでのメモ取りではHP200LXpalm(Treo680)を併用してきました。いずれの機種も、
  1.メモの入力体勢へ瞬時に持って行ける
  2.いつでもどこでも持ち歩ける
  3.「入れ物」がプレーンテキストファイル
  4.蓑式フォーマットで入力しやすい

の条件を満たしているのでとても快適、安心してメモが蓄積できるわけです。


さて、最近になってWindows Mobile端末(WM端末)であるS11HT(イーモバイル)の使用頻度が高くなってきたため、この端末でもメモ取りができるように環境を作ることにしました。

以前からWM端末にはPocketWZエディタをインストールして使っていたのですが、いつからかうまくレジストができなくなりました。使えてはいても拡張子がTXTになっているファイルを直接オープンできなかったりして、メモ取り体勢に持って行くまでに10秒以上手間がかかる状態になってしまったのです。
ソフトの制作元はすでに解散してしまったため、このエディタはいったん捨てて他を探すことにしました。そこで選定したのが「jot」であります。

●参照URL  http://pandora.sblo.jp/article/11444252.html


 テキストエディタとして一番重要な条件は、オープンできるファイルの容量制限がないこと。初期のころのWM端末向けフリーウェアのエディタには容量制限があったりしましたが、jotはフリーウェアであるのに容量制限がありません。端末のメインメモリがよほど少なくない限りは問題ないでしょう。


 蓑式フォーマットでメモを取るために必須の「日付挿入」ですが、テンプレート設定ファイル(template.ini)を加工することで蓑式日付を挿入できるようになります。しかし、日付と時刻との間に半角スペースが入ってしまう状態。とりあえず半角スペース入りで日付を入れておいて、あとで置換機能を使って除去するようにしています。
追記:ただ単に、書式のなかに半角スペースが入っていただけでした。テンプレートを修正して解決済み。


 編集後に自動保存する設定があるのも助かります。せっかく長時間かけて入力した内容が、ファイルを閉じるときの手違いで消えてしまう事態はとりあえず避けることができます。


 設定ファイル(misc.ini)でウィンドウ背景の色やテキストの色を自由に設定できます。デフォルトは背景白にテキスト黒ですが、さっそく背景黒・テキスト緑へと変更しました。

 以前も紹介したHP200LXTreo680とのメモファイル連携を、HP200LXS11HT間でも行うようにバッチファイルを作る予定。
●参照日記  http://d.hatena.ne.jp/SASGSG9/20090221


■シンプルな状態にしておく
 某クラウドサービスや某スマートフォン用のメモソフトなど、インターフェースや機能に惹かれて使う人も多いと思いますが、5年・10年と使い続けられるかどうかをよく考えてから手を出したほうがいいと思います。メモの内容が短期フロー情報なのであれば、ある期間だけ便利に使えればいいでしょう。しかし、長期間にわたって保存し、折を見て閲覧するような長期ストック情報の場合、よりシンプルなプレーンテキストを原則とすべきだと思います。


今日の動画
  ●The Clash - London's Burning  http://www.youtube.com/watch?v=kn_8CKu9toc