オーディオブック版「Remote Control」購入

 かなり前から購入するかしないかで迷っていましたが、とうとう買いました。購入先はiTunes Storeです。
なにしろ7600円と高額なため、よほどのファンでないと買えない値段です。


■「Abridged」要約版と「Unabridged」完全版
 オーディオブックを購入する時に気をつけないといけないのが、上記の違いを認識することです。
ビジネス書などであれば、費用と時間を節約するために「Abridged」要約版を選択するのもありです。
しかし小説の場合は、「Unabridged」完全版を選択するほうがいいでしょう。原書の書籍を目で追いながら聴いたり、翻訳を一定量読んでから聴いたりなど、書籍とリンクさせながらの勉強には完全版のほうがいいからです。



■完全版なのに完全版じゃなかった・・

 しかし、Andy Mcnab「Remote Control」(Unabridged)なのですが、原書そのままではありませんでした。冒頭に出てくるジブラルタルでの作戦の描写ですが、結構変えられています。といっても、悪い方向にすべて変わっているわけではないので、許容範囲といったところでしょう。しかし、原書と見比べながらのリスニングはとてもできません。
 しかし、翻訳を何回か読んでいれば、多少の違いがあってもだいたいの意味は取れると思います。


 アンディ・マクナブの作品で映像化されたのは、ノンフィクションの「ブラボー・ツー・ゼロ」のみです。
小説第一作のリモートコントロールが出版されたのが1997年。11年もたって映画化されないところを見ると、おそらく今後も映画化はないような気がします。
せめて音声だけでも楽しむということで、原作をそのまま朗読するのではなく、音声劇として楽しめるようにとの制作者側の意図があるのかもしれません。