「実戦スパイ技術ハンドブック」 バリー・デイヴィス著
実戦スパイ技術ハンドブック | |
バリー・デイヴィス 伊藤 綺 原書房 2007-09-11 売り上げランキング : 47878 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
原題は「THE SPYCRAFT MANUAL THE INSIDER'S GUIDE TO ESPIONAGE TECHNIQUES」
この本も、翻訳本のタイトル付けが難しい内容であります。著者名と原題を見れば「あー、デト任務で使っている技術のことやね」と、SASマニアならすぐにピンとくると思います。しかし普通の人にとっては、真っ先にジェームズ・ボンドが登場するようなおとぎ話が頭に浮かぶでしょう。
上記アマゾンでも、発売されて間もないにもかかわらず、ユーズドが結構出品されています。タイトルだけで買ってしまった人が、中身があまりにも現実的だったためついていけなかったのでしょう。
さて、上記アマゾンのリンクにある表紙の写真ですが、帯が掲載されていません。
私は一般書店で購入したので帯付きでした。その帯には「現代のスパイのすべて 元SAS隊員で対テロリズムの最前線にいた著者が、世界の主要な情報機関の「スパイ技術」を初公開!」と書かれています。
アンディ・マクナブの著作にも「クラフトワーク」はけっこう細かいところまで描写されていますが、この本は体系的に網羅されているためとても参考になります。
一部の内容は、同じ著者による「SASサバイバル・マニュアル」とダブっています(ピッキングや脱出の方法など)
しかし、純粋に諜報技術と呼べる内容については、本邦初といってもいい内容ですので、おすすめしたいと思います。
●参照書籍
SASサバイバル・マニュアル | |
バリー デイヴィス Barry Davies 飯塚 孝一 原書房 1997-06 売り上げランキング : 28210 おすすめ平均 日本では、すでに必要な本です ちょっと日本語版に不備有り アレンジメントの哲学 Amazonで詳しく見る by G-Tools |