本が崩れました

 部屋にある高さ180cmX幅80cmのスチール製本棚7本。単行本や文庫本なら前後2重に納めることができるのですが、もはやそれらに収まりきらない本が700冊ほど床の上に積まれています。数ヶ月に1回くらいの頻度で、それらの本が雪崩をおこすことがあります。そして、今日それが発生・・・
再発しないように、本のサイズやバランスを考えて整理し直すのですが、その作業の最中にふと気がつくと、その中の1冊を読みふけっているわけであります。

波止場日記―労働と思索
波止場日記―労働と思索エリック ホッファー Eric Hoffer 田中 淳

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以前読みかけて、そのまま消息不明になり、すっかりその存在を忘れていた「波止場日記」。今日の雪崩で偶然発掘しました。
肉体労働に従事しながら、膨大な読書と思索を行い続ける著者のエリック・ホッファー。その日の仕事の内容とその感想から始まり、唐突に読んでいる書籍の内容や自分の内面の考察へと移行していきます。その日の仕事に関する記述は特に重要ではないのですが、それがあってこそ、その後に続く考察に深みが出るような、非常にユニークな作品です。
思想家が書き散らした思想の断片を、1冊の本にまとめたものは他にもありますが、それら思想の断片が、いつどのような状況下で生まれたのかまでは書かれていないことが多いです。一方「波止場日記」は文字通り日記ですので、まず日付があります。それに続いてその日の仕事がきつかったなどの生々しい日常が描かれ、最後に思索が書かれます。仕事の内容はともかく、日付が入っていることは非常に重要でしょう。現在でいうなら、「ブログ」のような感じです。

 さて、崩れた本の整理は続きます。優先順位を決めながら、読書計画を立てていきます。今月中に、手持ちのファシリテーション関係本を4冊読まねばなりません。時間が足りない・・・

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