ロジクール「VX−Nano」マウス購入
自宅にいるときには同じロジクールが出している「MX−Revolution」を使っているのですが、充電式であるため外出先での使用に不安がありました。バッテリーの充電には専用の充電台が必要になるからです。
使い勝手に関してはまったく申し分ないのですが、バッテリーだけが難点だったわけです。
そのため、単4電池2本で駆動する「VX−Nano」を購入。これもコードレスになっているのですが、レシーバーがとってもちっちゃいです。
ノートパソコンにレシーバーを差したまま持ち運びができるというのが売りの模様。ただし、マウスの裏側にある電池蓋を開けたところにレシーバーを収納することもできます。
あと、本体も小ぶりですから持ち運びも楽そうです。パッケージの底部に専用のソフトケースが付属しています(気をつけないと見落としそうです)
■ユーティリティソフトの不出来
さて、使用するにあたっては付属のCD−ROMから「Set Point」というユーティリティソフトをインストールするようになっています。インストールしなくてもふつうのマウスとしてそのまま使うこともできるのですが、各種ボタンの割り付けを変更したりする場合はインストールが必要です。
私の場合はRevolutionをすでに使っていますので、プルダウンメニューからNanoを選択して各種設定をすればいい状態でした。
早速Revolutionと同じ割り付けをしようとしたのですが、ここでいつものように設定地獄にはまりこみました。
スクロールホイールの設定はいつも、
左へ操作 ---> 戻る
右へ操作 ---> 進む
と割り付けるようにしています。ウェブブラウザの閲覧のときに、この設定がもっとも使いやすいからです。
ブラウザの左上にボタンを表示させている方は見てもらえばわかると思いますが、左矢印ボタンが戻る、右矢印ボタンが進むになっています。マウスの設定もその方向にあわせるのが自然なわけであります。
当然Revolutionでもその設定で使ってきましたので、Nanoも同じように設定しようとしました。ところがNanoのメニューでは、左右逆の設定しか選択できないようになっているのです。「その他」を選択して設定可能な操作を一通り見ていきますが、Revolutionと同じ設定はできない状態。
このようなユーティリティソフトにおいては、ユーザーの選択肢を可能なかぎり広げておくのが原則ではないかと思うのですが・・・
■設定ファイルでの直接割り付け
しかたがないので直接設定ファイルをいじることにしました。
<手順>
(1)設定ファイルを特定する
ユーティリティソフトでデフォルトの設定から適当に変更をしてOKボタン押下。その時の時刻を控えておく。設定ファイルがありそうなフォルダを探していったところ、次のファイルであると判明。「C:\Documents and Settings\Administrator\Application Data\Logitech\SetPoint\user.xml」(XP環境。「Logitech」フォルダ内にあることに注意)
最初は拡張子が「ini」のものを探していましたが、実際は「xml」ファイルでした。
(2)ユーティリティソフトで変更を加える
デフォルト状態の「user.xml」をデスクトップにコピー。
その後、「Set Point」を起動させて、戻ると進むが希望とは逆の状態へ取りあえず変更してOKで保存。変更が加わった状態の「user.xml」をデスクトップにコピーするが、ファイル名は「user2.xml」と変更する。
(3)「user.xml」と「user2.xml」の相違部分を確認
「WinMerge」というソフトを使用。このソフトを起動させ、左に「user.xml」、右に「user2.xml」を表示させます。
すると、ふたつのファイルの中で相違している行が黄色く表示されます。
内容を見ると、スクロールホイールを左に動かす操作は「Button Number="7"」。同じく右に動かす操作は「Button Number="8"」と名称がつけられています。
現在の設定と逆にしたいのですから、
ボタン7の「Param ActionName="FORWARD" 」を「
●参照URL
「WinMerge」 http://www.geocities.co.jp/SiliconValley-SanJose/8165/winmerge.html
最新版は環境によって起動しない場合がある模様。私は、「旧安定版 2.4-jp-4 2005-11-08」を使用してます。