箕面紅葉情報(まだまだ5〜20%)

 性懲りもなく行ってきました。先週からは少し進みましたが、全体としてはまだ15%程度でしょうか。ただし、これから気温が下がってくれば、これまでよりもハイペースで紅葉は進むと思われます。
 
■雨
 山に入った時にはとてもいい天気だったのですが、08:30頃に雨がぼつりぽつりと降り始めました。同時に気温が急に低くなり、プロトレックで確認すると6.5℃。風も強くなり、Tシャツ1枚のところにフリースとウィンドブレーカー、ゴアテックスのレインウェア(上のみ)を着ました。登山道のわきにある木製のベンチでしばらく様子を見ていたのですが、止んだと思えばまた降り出すという状態が続きました。それほどきつくは降らないため、とりあえず今日は下山しようと判断し、いつもの下山ルートを歩き始めました。
 上空は雲の流れが非常に速く、雨も降ったり止んだりを繰り返します。より樹木の多いルートを通って、雨にぬれないようにしようと考え、いつもの谷山尾根を通らずに、谷山谷へ出るルートへ。もくろみ通り、ほとんど雨には濡れずに、林道手前まで下ることができました。しかし林道に出てしまうと、完全な雨装備をしていないとぬれてしまいます。ザックカバーにレインコート上下、さらにスパッツを装着した状態で下界に降りていくのはかなりつらいです。こういう場合は折りたたみ傘のありがたみを感じてしまいます。しかし私の標準装備には折りたたみ傘は含まれておらず、今日ももってきていません。しばらく様子を見ていましたが、晴れたと思えばまた降り出すという状態が続きました。
 そうこうするうちに11時前になってしまったので、「こうなったらビバーク演習や!」ということで、ツェルトを使ってのビバークをすることにしました。そうなると、とたんに楽しくなってきました。上から落ちてくる雨に対してはツェルトで防御可能なので、地面の状態を重視して設営場所を選定。倒木がちょうど椅子代わりになる場所を選んで、立木とストック、細引き2本と小型カラビナ4枚を使って設営しました。



 かなり適当な設営ですが、実際大きな失敗をしています。まず、ツェルトにあいている換気用の穴。普通に設営する場合はこの穴に細引きを通して三角テントの形に張ります。今回はテント型にするつもりが無かったので、この穴に細引きを通さなかったのでずが、これが後でひびいてきました。設営して30分ほど経過すると気温がさらに下がり、風もさらに強くなってきたのですが、先ほどの穴に細引きを通しておけば側面部分の片側だけでもジッパーでふさぎ、風を遮ることができたはずなのです。実際はそのジッパー部分に細引きが通してあったため、閉めたくてもジッパーを閉めることができません。そのため、Tシャツ、長袖シャツ、フリース、ウィンドブレーカー、レインウェアと着込み、手袋をはめた状態でもなお寒い状況となってしまいました。
今回はコンロを使うためにオープンな張り方をしたのですが、寒いときはよりクローズした状態での設営が必要なようです。
小型カラビナは最低でも6枚くらいはあった方がいいかもしれません。カラビナがあれば張り方の自由度がまします。
ストックは1本だと自立不能なところでも、2本あれば細引きを使わずに自立させることができるので便利です。
ツェルトを張る場合、与えられた環境で最適な方法を都度考えることになりますが、これはある程度数をこなさないとうまく行きません。場合によっては吹雪の中など、非常に困難な状況で設営する必要もありますので、普段からの訓練を怠らないようにしましょう。
「訓練とは血の流れない戦闘であり、戦闘とは血まみれの訓練である」