電子マネーの使い勝手

 1週間ほど前に、auの「W32S」を購入しました。購入した最大の理由は、電子マネーEdy」の利用。この機種はおサイフケータイとして、Edyを利用できるのです。しばらく前からカードタイプのEdyは使っていたのですが、サイフに入れているので出し入れがちょっと手間&リスキー。そこで取り出し収納がやりやすいケータイでEdyを使おうと目論んだわけです。
おサイフケータイとしてのW32S
 おサイフケータイとしての使い勝手としては、ICチップをどこに埋め込んでいるかは結構重要です。支払いのときに読み取り端末にケータイをタッチする必要があるのですが、普通に手に持った状態のままタッチさせるにはサブディスプレイのある側が、もっとも自然にタッチ動作を行えます。auのおサイフケータイはサブディスプレイ側にチップがあるため、自然な流れで利用できます。しかし、ドコモのおサイフケータイはなぜか電池パック側(つまり背面側)にチップが埋め込まれています。そのため、タッチ動作のときには微妙にケータイを回転させなければなりません。非常に小さな手間のように思えますが、日々の使用を考えると、この小さな使い勝手の違いは大きなものだと思います。
私の購入した「W32S」やその後継機種は、読み取り端末に認識されると、背面部分にあるランプが点灯します。チップが認識されたかどうかを判断するのに、これは非常にわかりやすいインターフェースだと思います。
 次に、カード型EdyよりもおサイフケータイEdyが優れている点として、単体でチャージを行えるというのがあります。カード型の場合は、チャージを行えるコンビニのレジや、「パソリ」のような読み取り端末を使用して自宅のパソコンなどでチャージしなければなりません。いざ使おうとしたときに、残金が少なかった場合には致命的です。
一方、おサイフケータイの場合は残金を確認して少ないと思ったら、その場でオンラインチャージが行えます(通信可能な状態が前提)


Edyを使う理由
 Edyを使う理由は、現金の受け渡しが面倒ということよりも、クレジットカードを使ってEdyへチャージすることで、クレジットカードのポイントが貯まるからです。
本来ならばあらゆる決済をクレジットカードで行い、ポイントを貯めたいわけです。しかし、精算時にサインをする必要があったりして、結構手間なんですね。その点Edyならば決済のスピードは最速かつ明瞭。店員さんも手間が減ってうれしいはず。


■使えるお店はまだまだ・・・
 さて、いくらEdyが便利だといっても、日常的にどれだけ使えるかが一番重要。私の場合は、平日の昼食をコンビニで買うときに、最寄りのコンビニ4店舗(いずれも別々の系列)はすべてEdyが使えます。日常的に使うので十分導入の意義があるわけです。
 コンビニに次いでよく使うのがヨドバシカメラ梅田店。ただし、ここでEdyを使うには注意が必要です。いくつもあるレジのなかで、Edyが使えるのはごく一部。B1の場合、北東(鬼門)の角にある「総合案内」のレジでしかEdyが使えません(06/2/5現在) ソフトや書籍をEdy決済しようとすると、防犯用のタグを無効化してもらい、買い物かごに商品を入れた状態で、店舗の西端から東端までとぼとぼ歩くことになります。
1Fの場合もEdyが使えるレジは1カ所だけ。しかも読み取り端末は邪魔者のように死角になったところに置かれていて、ぱっと目気づきません。そのレジの場所は北の並びの東から2つめ。Edyを使う場合はダイレクトにそこに並ばないといけません。知らずに別のレジで長時間並び、ようやく自分の番と思ったら「Edyはあちらで・・・」とまたもや列に並ぶ羽目となります。この辺は早急に改善して欲しいです。
 私が使うのは以上だけとなります。自宅周辺ではEdyを使える店舗はありません。最寄りのセブンイレブンは、来年独自の電子マネーを導入するとの発表がありましたので、Edy導入はありえないことに。
顧客の囲い込みも結構なんですが、結局はそれが顧客の利便性を損ない、ひいては普及の遅れにつながることになると思うんですけど。


※追加情報 2006/03/26
 ヨドバシ梅田3F Edy対応レジ 「4番」レジのみ