反転液晶の腕時計は見づらい

 日曜日に購入した「CASIO G-SHOCK The G BLACK FORCE GW-700BTJ-1JF」ですが、先日も書いたとおり、時刻表示が見づらいことが多いです。
 通常のデジタル時計の場合は、文字の部分が黒く表示され、背景はベージュっぽい色になっています。ある程度の光が文字盤に当たっていれば、目をこらす必要もなく文字を読み取ることができます。
 一方、反転式の液晶の場合はどうでしょうか。ノーマルのものとは全く反対になります。つまり、背景が黒く「表示」された状態になり、文字を表している部分が実際には「何も表示していない」状態になるのです。文字の部分がよく見えるためには、あるレベル以上の光が、的確な角度で当たる必要があります。
光の強さが十分でも角度が悪ければ見えづらいですし、角度が適正でも光が弱ければ、やはり見えづらくなります。両方の条件を同時に満たす必要があるわけであり、瞬時に時間を読み取る必要のある仕事で使うにはちょっと苦しいです。


 昨日と今日、二日間使ってみたのですが、かなりのストレスを感じました。十分な光がある状態(直射日光下でさえ)でも、時刻を読み取るのに最適な角度が限定されてしまいます。都度、角度を調整するか、そのままの角度で目をこらすか、いずれかの行動が必要になるため、0,5〜0,7秒くらい余計な時間がかかってしまうのです。


 時計の最大の役割は、時刻を表示することです。しかも見る者に負担をかけないように表示されるべきです。
今回私は、実物をいじり回すことなく通販で買ってしまいました。ネットの写真だけを見て「見やすそうだなぁ」と思ってしまったのです。今後は、可能な限り実物を「いじり倒して」から判断するように気をつけたいと思います。