嵐山の紅葉2017(京都)


 先日のCT検査の結果を聞くため京都へ行ってきた。結果は変化なしで、とりあえず抗がん剤の服用を続けていくことになったのである。


 診察の予定時刻が遅めだったので、それまでの空き時間を使って嵐山まで行くことにした。十分に時間をかけて戦略を立てたため、今の時期は平日でもすさまじい現地と電車の混雑を避けることができたのである。


<目的>
 混雑に遭わず「竹林の小径」「天龍寺」の写真撮影を遂行し、現地から脱出する


<戦略>
 車は洛内の駐車場に駐め、地下鉄東西線嵐電嵐山本線を乗り継いで現地に入る。あらかじめICOCAのチャージ額を確認し、支払いはICOCAにて行う。
 嵐山本線の嵐山駅に到着したら、そのまま「竹林の小径」に直行。まだ暗く、三脚がないと撮影はできないため、撮影ポイントを確認しながら通過。小高い嵐山公園へ登り、桂川を上から撮影。
 その後「竹林の小径」へ戻って写真を撮る。


 天龍寺へ行く。通常は08:30からしか入れないが、曹源池庭園の早朝参拝が12月3日(日)まで実施されているため07:30から庭園に入って写真を撮る。


 08:46発の嵐電で洛内に戻る。


<結果>
 行きは予想通りがら空き。帰りも通勤通学ラッシュが終わっていて、やはりがら空き。その代わり、嵐山にある各店舗の開店時間前に撤収することになる。
 嵐電路面電車なので、地下鉄東西線からの乗り換えには注意が必要。東西線の3番出口から地上に出て、すぐ右手の道路に嵐電無人駅がある。道路の真ん中に駅があるため、歩行者用信号を守ってホームへ移動する必要がある。
 嵐電は後ろ側のドアから乗車し、降車は前のドアから出る。そのときに現金やICカードにて支払いをする。現金の場合、小銭がなければ両替をしなければいけないが、後ろ側のドアから乗車したときに両替しておくといい(支払機と両替機は一体で、車両の前後両方に設置されている)。


兵站での失敗>
 持参したデジタル一眼レフのバッテリであるが、カメラ本体に入れていったものがほぼバッテリ切れの状態だった。予備バッテリは3個家から持ってきたのであるが、軽量化のため嵐山へは1個だけを予備としてカバンに入れてきた。しかし、その予備までがほぼバッテリ切れに近い状態であった。よって、じっくり構図やフレーミングを決めることができず、たいへんあせった状態での撮影となった。
 カメラの液晶にバッテリ切れの表示が出て電源が落ちると予備に交換し、切れたバッテリは体温で暖めながら撮影を続けた。これでまたバッテリが復活し、30枚程度は撮れるようになる。2,3回続けたところで完全にバッテリがなくなったため撮影は強制的に終了となった。
 やはりマフィアの殺し屋のように、念のためにもう一発、念には念を入れてさらにもう一発の考え方が必要なのであろう。


<防寒対策>
 今日は滋賀県では1度(峠付近では0度)。京都市内でも2度か3度くらいまで冷え込んだ(霜が降りてた)。
 服装は完全な冬装備にしたが、上着は重ね着をして調節できるようにした。これから日曜日くらいまでは冷え込みそうなので、早朝に現地入りする場合は特に服装に注意すべきであろう。



 天龍寺の曹源池庭園早朝参拝については、天龍寺のサイトを見ても分かりにくい階層に情報がのっているため知らない人が多いようだ。


 竹林の小径であるが、写真が撮れるくらいまで明るくなると、とたんに人が多くなる。外国人が多く、狭い道を家よりデカいハイエースハイヤーで奥のほうまで乗り込んでくるため全方位の警戒が必要である。
 この場所は紅葉とは無関係であるため、紅葉シーズンを外して写真を撮った方がいいだろう。


 紅葉シーズンはまだまだ続くが、私としてはもう十分やったので今回で終了となるだろう。マキノのメタセコイヤ並木は行くかもしれないが。


●参照URL
  天龍寺 平成29年 特別公開・行事日程
   http://www.tenryuji.com/info/2017/01/29.html


  嵐電
   http://randen.keifuku.co.jp/train/



















今日の動画
  Autumn Leaves - Miles Davis
   https://www.youtube.com/watch?v=rsz6TE6t7-A

 コメント欄にいろいろ書かれているが、この曲が収められている"Somethin' Else"はあくまでマイルスがアダレイの格を上げるために作ったアルバムであるという見方が正しいだろう。誰が聴いても主役はマイルスのトランペットであるのは間違いない。