落雷による停電


 先日の九州北部の豪雨以降も、日本各地で局地的な豪雨が続いている。近畿地方でも同じような状況にあり、今日も午後になって一時的な雷雨に見舞われた。


 まずはAndroidスマホにインストールしている「あめふるコール」の通知で、雨雲が近づいていることを知った。すぐに雷検知器「ストライクアラート」の電源をONにする。この装置は雷を検知して、距離に応じたランプ表示とアラーム音で知らせる。もともと登山用に購入したのであるが、平地でも正確に検知してくれる。


 しばらくすると雷が明らかに近づいてきた。その段階になると稲光が見えた瞬間にアナログの腕時計を見て雷鳴が聞こえるまでの時間を計るようにする。計算はざっくり3秒で1キロメートル離れたところに落雷があったと見なす。数回そのようにして距離を測ってからしばらくして、やたらと明るい稲光がきたと思った直後にすさまじい雷鳴が聞こえた。稲光から雷鳴が聞こえるまで1秒も無かった。
 数秒の間、フラッシュバンにやられたかのように無力化されてしまったが、すぐに周囲の状況を探索・評価するモードまで回復した。何か変だと思ったが、すぐにはその理由が分からない。数秒してから、落雷直前まで視聴していた「続・たけしくん、ハイ!」が画面から消えていることを認識。ようやく停電したことを理解した。
 夜間であれば、窓の外を見て街灯が点灯しているかをまず確認するところである(室内の明かりとともに街灯も消えていれば、付近一帯が停電したと考えられる)。今回はまだ明るい時間帯であったため、1階にあるブレーカを確認しに行く必要があった。ブレーカはいずれも落ちていないため、付近一帯の停電であると判断。その後家中のコンセントを確認していき、雷サージによる損傷が無いかを見ていく。異常が無かったので今度は外の電線を見える範囲で確認。煙や火が出ている様子がなかったので室内に戻ると、停電が復旧していた。わずか4分程度の停電で済んだのである。


 今年の夏は、例年より不安定な天候が多いとの予測もあるようだ。雷鳴が聞こえる範囲まで雷雲が近づいている場合、いつ雷の直撃を受けても不思議ではない。屋外にいる場合には特に気をつける必要があるだろう。


●参照URL
  知らないと危険すぎる!落雷からの避難方法と必要な雷対策
   https://goo.gl/ywTVpj


今日の動画
  Special Air Service SAS
   https://www.youtube.com/watch?v=SR88Qdm0eV0
 フラッシュバンはSASが開発した。上記動画でも使われている場面が頻出する。