高知にて竜巻と見られる突風被害


 今回の台風18号は甚大な被害をもたらすことなく温帯低気圧へと変わりそうである。しかしながら韓国では死者も出るなどしており、進路によっては日本でも大きな被害をもたらす可能性はあったと考えられる。
 台風の進路から離れた高知県では竜巻によるものと見られる被害も発生した。そのときの映像を見るとEF0からEF1レベルらしき竜巻が映っていた。このように台風から離れたところでの竜巻発生は過去にもたびたび起こっているため、台風の進路から遠いといっても油断はできないのである。


■停電対策

 今回の台風とは関係ないが、先日私の住む地域で10分程度の停電が発生した。雨も風もまったくない状況からいきなり停電が発生するというめずらしいケースだった。日も落ちてだいぶたってからのことだったため停電すると同時に部屋のなかは真っ暗となった。すぐにカーテンをあけて外を見ると街灯もすべて消えており周辺も真っ暗の状態。まずは机周りに2つセットしてあるLEDライトを点灯させ、部屋の中が問題なく見える状態にした。その光で部屋の中に置いている懐中電灯3つを探してから1階へと降りて、食事中だった父親に部屋全体が照らせる設置型ライトを渡して明かりを確保させた。その後台所にいた母親に懐中電灯を渡そうとしたが、常に台所に置いている懐中電灯(LEDミニマグライトAA)があるからいらないと言われた。
 1階の廊下には人体検知センサーによって自動点灯するLEDライトが天井2カ所に取り付けてあるため問題なく歩ける。そのまま家の外へ出て周辺の状況を確認。周辺一帯が停電になる原因としては事故による電線の切断などが考えられるため、火災の有無をいち早く確認しておく必要がある。また、きわめてまれであるが都井睦雄(津山事件の犯人)のように電線を切断してから事に及ぼうとするものもいるため油断はできないのである。
 そうこうしているうちに停電は復旧。ただし、原因がはっきりしないうちは再発する可能性もあるためその日一晩と、停電が発生した時刻の24時間後(同じ時間帯に同じ現象が発生する可能性がある)までは普段よりも警戒レベルを上げたままにしておいた。


 停電時の明かり対策としてローソクを使うのは極力避けなければならない。停電が数週間におよぶような広域災害であればともかく、数日で復旧するような状況であれば電池を使用した明かりを使用するようにしたい。それも一人につき一つというのではなく、複数用意すべきだ。そうすることで予備の電池も自然と複数確保できることになるからである。また、化学反応で光を出すスティックライトを複数用意しておくことも有効である(うちではスティックライトが40本ほど備蓄してある)。


今日の動画
  Djogani 200 sa 150 TEXT
   https://www.youtube.com/watch?v=d9Kpw8f84so