月間ブロックカレンダーリフィルを手書き作成する


 システムダイアリー(以下SDと略す)を使い始めた27年前からの課題であった月間ブロックカレンダー問題をようやく片付けた。メーカーは月間ブロックカレンダーリフィルを販売しているのであるが、残念なことに月曜始まりしか作られていない。そのためウィークリーリフィルをメインに使ってきたのであるが、それでは1ヶ月を俯瞰することができない。曜日も含めて直感的にスケジュールを把握するためにはやはり月間ブロックカレンダーがもっとも優れているのである(ただし週単位のスケジュールへ落とし込むためにはウィークリーももちろん必要)。


 ようやく今年になって月間ブロックリフィルを自作することにした。無駄に時間をかけることもできないので、既存のリフィル(33行シート)に定規で線を引き、文字はすべて手書きした。あまり深く考えずに作っていったため、もう少し改善の余地がありそうだ。インクが裏写りしてしまっているので、使用するペンにも考慮が必要だ。
 SDには多くのリフィルが用意されているが、私がもっとも重要だと考えているのが33行シートのような単なる素材としてのリフィルである。使う側にある目的があり、それを果たすための機能を書き加えてフォーマットを作り上げる。余計なものがもともと無いからこそ、必要な機能を加えていくことができるのである。


無の用

 たくさんの輻(や)をひとつの轂(こしき)にはめこんで、車輪をつくる。轂のなかがうつろだから、そこに心棒を通して、車輪が廻せるのだ。
 粘土をこねて、瓶をつくる。なかがうつろだから、物が入れられるのだ。
 出入り口をうがって、部屋をつくる。出入り口がうつろだから、部屋が使えるのだ。
 このように、「無」のはたらきがあるからこそ、「有」が役に立つのである。


  「中国の思想」 老子列子 p65


今日の動画
  Kiko Loureiro - Dilemma
   https://www.youtube.com/watch?v=MStlIQ_vLf0