Torque SKT01でTorque proを表示させる


 ここ2年ほど不便に感じながらも放置していたことに、自家用車を運転するときに必ず使用しているTorque proの表示手段があった。当初は電話としても使用していたスマホのIS11CAで表示させていた。しかしこのスマホは高耐久性が売りのはずなのにマイクが故障して電話としては使えなくなった。結果、Torque proを表示させるためだけのデバイスとして使うことになった。しかしバッテリの劣化とともに起動に5分もかかるようになったり、突然再起動するなどの不具合も出始めた。それでもなんとか我慢して使い続けてきたのであるが、これ以上ストレスを感じながら使い続けるのは無理とのことで、新しいAndroidスマホSIMフリー版)を検討し始めたのである。

 OSのバージョンは多少古くても問題ない(むしろ新しすぎるほうが問題が起きそう)。画面も4インチ台の小さめのほうが邪魔にならないし、電池の持ちもいいであろうとのことで選んだのが京セラのTorque SKT01であった。Torqueという名称がかぶったのはただの偶然である。


 SIMは先日タブレット用に導入したOCNモバイルONEのmicroSIMをとりあえず使用。wifiも使用できるのでアプリのダウンロードはwifi経由で行い、Torque pro本体以外にRacingMeterもインストール。最新版がダウンロードされたため、IS11CAで使ってきたバージョンと比べて機能や設定メニューの構成が若干違っている。
 今回新たに表示に加えたのがトリップメーターGPSで計測した移動距離を100m単位で表示させることができる。エンジン回転数や速度はグリーンで表示させているが、トリップメーターは紫色で表示。時刻の表示も色を変えてみた。当然ながらブルーは表示させないよう設定。
 ターボのブーストについては従来通りのバー表示に加え、エンジン回転数の左に別の形態でも表示させるようにした。あまりごちゃごちゃしても瞬間的な視認性が落ちるため、もっとシンプルな表示に変更していくかもしれない。


 京セラのSKT01は電源OFF状態から電源投入・Torque proの起動まで40秒もかからないため、これまでの不便は解消された。IS11CAはSIMがないまま使っていたため、ログをネット経由で保存することもままならなかったが、SKT01は手軽にログを送信することができるためこの点でも便利になった。テザリングについても妙な規制はかかっていないようなので、タブレットはSIMをささずにSKT01をモバイルルータとして使用することも検討したい。



今回SKT01で表示させるようにしたTorque proのプラグインであるRacingMeterのキャプチャ。これはOBD2に接続していない状態のため、時計以外の数値はゼロになっている。



こちらは実際に走行しているときの表示。


今日の動画
  Queensryche - Jet City Woman
   https://www.youtube.com/watch?v=EHapAsmvGEU