災害用備蓄の考え方


 飲料水や食料などは、日常的に消費していくものを一定量以下にならないようストックしておくことが基本になります。たとえば主食となる米などは常に10kg以上残っているように買い足しておくなどです。
しかし、日常的に摂取している食料などはたいてい電気やガスを使った調理が必要になります。よって、ライフラインが寸断されている状態でも食べることができるものを一定量以上備蓄することも重要となります。自分の住んでいる地域が将来どれくらい大きな災害に見舞われるかによって、2つのバランスを考えて準備しておくことになります。


■日常的に消費可能なもの
<主食>
 米・切り餅・パスタ・小麦粉など。普段から消費している割合が高いものを多めに備蓄。


<おかず>
 缶詰・レトルト・カップ麺など。ある程度長期保存ができるもので、日常的に消費可能なもの。


<ビタミン>
 常温での保存が可能な野菜ジュース。広域災害が予想される地域に住んでいる場合、長期的に見ると野菜が絶対的に不足してきます。それでも補えないビタミン類はマルチビタミンのサプリを備えておけばいいでしょう。


<調味料>
 意外と忘れがちですが、砂糖・塩・醤油・油など。


■非常時での消費を想定したもの
<主食>
 アルファ米・パンの缶詰。アルファ米は水でも戻すことが可能なので、火が確保できない場合も食べることができます。おかゆタイプも買っておけば歯の良くない(入れ歯を無くした)高齢者も食べることが可能。パンの缶詰は調理そのものが不要です。


<おかず>
 長期保存を売りにしているフリーズドライのシチューやスープなど。


 いずれも食品も、消費期限がくるまでに余裕をもって計画的に消費していくようにします。その際、補充分をある程度確保してから古い分を消費していくようにすべきです。



■参照サイト
 全国地震動予測地図 2010年版  http://www.jishin.go.jp/main/chousa/10_yosokuchizu/index.htm

 海溝型のみならず、直下型の発生確率も今回の大震災後に高くなっている模様。警戒を常に怠らないようにしましょう。


今日の動画
  Sarah Vaughan and Joe Pass - I didn't know what time it was  http://www.youtube.com/watch?v=Wazzyj8rg3s