もはや日本の公式筋・マスコミからは、正確な情報収集は不可能

 メキシコ・アメリカでの感染拡大が確認されてから一ヶ月以上がすぎた新型インフルエンザ。日本では案の定、政府・行政の情報隠匿能力が遺憾なく発揮されることで、”公式な”感染者数が大幅に抑えられている状況が続いています。


■情報源

Google map 「2009 Swine Flu (H1N1) Outbreak Map」
http://maps.google.co.jp/maps/ms?hl=ja&ie=UTF&msa=0&msid=109496610648025582911.0004686892fbefe515012&z=1
4/28からこのマップのRSSリーダーを主な情報源にしてきました。
当初は各国の新聞社・通信社などのニュースサイトから感染疑い・感染確定・死者発生などの情報を集めていたようですが、現在は各国の政府・保健機関筋が発表した情報を主なソースにしているようです。


●Novel H1N1 Flu Situation Update  http://www.cdc.gov/h1n1flu/update.htm
 アメリカ合衆国の感染者数リスト。土日は更新されません。5/29現在で8975人となっています。一時は「もうリストは更新しない」という発表もあったようですが、その後もリストの更新は続いているようです。


Most Current List of Schools Closed Due to Illness and Daily Attendance Rates
  http://schools.nyc.gov/Home/Spotlight/closures.htm
 ニューヨーク市の学校閉鎖状況。5月はじめには1校しか学校閉鎖はなかったのですが、5月中旬を過ぎたあたりから学校での感染が広まりはじめ、現在は十数校が学校閉鎖の状態。ただし、閉鎖する日数は2〜3日と短く(ただし土日を挟んだ場合。実質は4,5日)、各学校の状況に応じて最適な日数を決めているようです。


●Situation updates - Influenza A(H1N1)  http://www.who.int/csr/disease/swineflu/updates/en/index.html
 WHOに寄せられた、世界各国の感染者数を確認できます。


厚生労働省  新型インフルエンザに関する報道発表資料  http://www.mhlw.go.jp/kinkyu/kenkou/influenza/houdou.html
 非常にわかりづらいところに情報をのっけています。最新日付の「新型インフルエンザ患者数(国内発生)」が、日本国内で公式とされる数値。



 日本のマスコミはもはや報道しなくなっていますが、感染者数が最大のアメリカ合衆国では現在も重篤症状に至った患者百名以上がICU(集中治療室)で治療を受けている状態。

●El Paso swine flu deaths push Texas total to 5
http://www.google.com/hostednews/ap/article/ALeqM5gzz357patY4-QaJFvo9O95zMM_EQD98G5GK01
上記の記事によると、5月はじめに感染した二人(一人は妊娠していた女性)が亡くなられています。


●Two more deaths linked to H1N1 virus reported  http://edition.cnn.com/2009/HEALTH/05/28/flu.deaths/index.html?eref=rss_topstories
上記の記事では子供が亡くなっています(年齢は公表されていません)。
依然として、慢性病を持つ方や妊婦、一部の若年層にとっては症状が重篤化する傾向は変わりありません。
日本政府や日本のマスコミによる極端な発言・報道、ブログに書き散らされる思いつきに等しい発言などに惑わされることなく、信頼できる情報源から正確な情報を集めるようにしたいものです。