第一波はこのまま沈静化しそうだが・・・

 「四千万人を殺した戦慄のインフルエンザの正体を追う」はまだ半分くらいしか読めていませんが、なんだかとても読みにくい本です。時間軸がときどき飛躍してしまうため、何の話をしているのか分からなくなったりします。もっときちんと章立てして書いて欲しいです。
先日注文していた「史上最悪のインフルエンザ-忘れられたパンデミック 新装版 」が、明日届く予定です。スペインかぜに関してはこっちのほうが定番なので内容に期待したいところ。


スペインかぜと今回の新型インフルエンザに共通するのは、
  1.両方ともH1N1である
  2.春先に第一波の流行が始まった
  3.第一波の症状は通常のインフルエンザ並み
  4.第一波で、地域的にある程度広い範囲で感染が広まっている

といったところでしょうか。第二波・第三波がくるのかどうかは今のところ分かりませんが、もしスペインかぜと似たような流行をするのであれば今年の秋口くらいから本格的に感染が広まる可能性も考えられます。いずれにしても、最悪に備えておくに越したことはないでしょう。

四千万人を殺した戦慄のインフルエンザの正体を追う (文春文庫)
四千万人を殺した戦慄のインフルエンザの正体を追う (文春文庫)Pete Davies 高橋 健次

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史上最悪のインフルエンザ-忘れられたパンデミック 新装版 付「パンデミック・インフルエンザ研究の進歩と新たな憂い」
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