PalmとPCとの同期

 私がPalm OSにこだわり続ける理由のひとつに、パソコンとの同期があります。先日紹介したパーム誕生に関する電子書籍にも書かれていましたが、パーム本体が開発される前に、パソコンと同期するための「Hotsync」がすでに作られていました。
WindowsMobileやsymbianOSの同期ソフトも使ったことがあるのですが、パームのHotsyncの足下にも及びません。
Hotsyncの場合、いったん完全な同期をとったあとは、何年分のデータがあっても非常に素早く同期が完了します。とにかく無駄がありません。ところがPalm以外の端末では3ヶ月分でさえ結構待たされます。なにか根本的なところを勘違いしたまま開発してしまったのではないかと思えてきます。


BluetoothでのHotsync
 写真はレッツノートR3とTreo680をケーブルレスでシンクロさせているところ。タイムコンジットで時刻を修正している段階です。Treo680は電池交換するとなぜだか時計が大幅に遅れていくのです。T3では年に数回しか発生しないフリーズも、Treo680ではときどき発生します。よってけっこうまめにHotsyncが必要です。Treo用のクレードルもあるのですが、抜き差しがけっこう面倒なのでBluetoothでシンクロしているわけでございます。

●参照URL
Setting up a Bluetooth HotSync operation with a desktop PC
http://kb.palmone.com/SRVS/CGI-BIN/WEBCGI.EXE?New,kb=PalmSupportKB,t=ooccase,case=obj(13950)


ついでにR3のデスクトップについて説明します。右上の時計は、言わずと知れた酔っぱらい運転逮捕男主演のドラマで使われてるっぽい感じがただようあれです。秒表示がうっとうしいときにはちょいと右側にドラッグして下2桁のみ5次元世界へ逝ってもらいます。
次にその下のカレンダー。純粋に日付確認のみで使っていますが、カスタマイズ性が高いのでおすすめです。


デスクトップには極力何も置かないというのは、作業を効率よく行うための神髄であります。本当はマイコンピュータとごみ箱(これらも本来はいらない)のみにしとけばいいのですが、拡張子が「.doc」となっているテキストファイルをドラッグアンドドロップするためにテキストエディタDana(デイナ)のショートカットアイコンを置いています。なぜなら十数年前のテキストファイルを読むことがけっこうあるのです(Vzエディタ用マクロの取説など)

そうなると、いろいろなソフトやファイルを開くのに不便になります。そこで使用するのが画面上部に表示している「Ezランチャー」。かれこれ十数年使っていますが、これなしではとても生きていかれません。
よくテレビの取材などでパソコンの画面がアイコンで埋め尽くされている光景を目にします。デスクトップはあくまで作業をする場所でありますので、作業中のファイルを一時的に仮置きするとき以外は最小限のものにしておくべきでしょう。
たとえば、この記事を書くにあたってデジカメで撮影した写真をSDカードからデスクトップへコピーしました。はてなにアップロードするときにはデスクトップをまず選択するわけですが、余計なファイルやショートカットがもともと無いため、ファイルの選択が素早く行える上に、ファイルの選択間違いなども防げます。
作業が終わってからデジカメ写真フォルダに保存するなり、廃棄するなりすればいいわけです。

●参照URL
透明なカレンダーWtCal http://www.vector.co.jp/soft/winnt/personal/se203149.html
EZランチャー 2000  http://www.vector.co.jp/soft/win95/util/se058898.html


ちなみに、Treo680はしばらく試験運用といったところです。TungstenT3と比べると処理速度がけっこう遅いですので。ただし、予備のバッテリを持ち歩けるというところは大きなアドバンテージであります。
ここ数年はPalmの使い方は枯れ果てた状況にありましたが、おそらく今後も枯れ果てたまま朽ち果てるまで同じ環境のまま使い続けるでありましょう。

追記http://d.hatena.ne.jp/SASGSG9/20051031
上記にも書いていましたが、そのころにはPalmPalm OS以外のOSを搭載してくるとは思っていませんでした。しかも今後はPalm OSそのものを搭載しなくなるとのこと・・・
まさに「悪貨は良貨を駆逐する」そのものではないデスカ。。。