定速走行と車間距離

 昨日JAFの個人会員登録を行いました。最近では任意保険にロードサービスが付加されていることも多く、今更ながらの感はあったのですが、来年にはジムカーナダートトライアルを始めたいと思っているため今の内に入会しておこうと考えたのであります。


 とりあえずは今あるノーマルATセダンでの走り込みを続けて、基本的な技術の習熟を図っている段階です。
今日も湖岸道路経由で奥琵琶湖パークウェイへと行ってきました。
普通にワインディングを走るという点では、だいぶ慣れてきた感じです。


 さて、行きと帰りの湖岸道路ですが、一定の速度を保ちながら運転する「定速走行」を心がけるようにしています。
もちろん基準は法定速度にあるわけですが、現実の道路ではすべての車が法定速度内で走行しているわけではありません。
 現在走っている道路に見合った速度を自分で判断して、速度を変えなければならないような状況の変化がない限りは一定の速度を維持するようにするわけです。

職業ドライバー(業務でトラックなどを運転している人)は、一部を除いて定速走行が徹底しています。そのようなプロのドライバーの後ろや前を走っていると、本当に安心して定速走行を維持することができます。
しかし、定速走行の概念を持っていないドライバーが前や後ろにいると、余計な速度変化が頻繁に起こり、それに対処するのにたいへん疲れてしまうのです。


 たとえば今日の帰りでの走行ですが、私の前方に5台の乗用車が集団を形成。私の後ろには4トン級の業務用トラック。その後ろには4台ほどの乗用車。
以上の隊列で20キロ近くを走行しました。
集団の先頭は65〜70キロの範囲で速度が変化し、一定しません。その速度変化も道路状況に応じて反応しているわけではない様子。
私の前を走る車までは、先頭車両の速度変化に応じて速度が変わる状態です。しばらく信号がなかったため、車間距離を多めにとって、先頭集団の速度変化に影響を受けないように定速走行をしていました。
私の後ろのトラックは、さらに車間距離を空けて同じく定速走行をしています。
そのうち信号がポツポツ現れる区間となり、私も前の集団に加わらざるを得なくなりました。なぜなら、へんに車間距離を空けてしまうと、反対車線で右折待ちの車があり得ないようなタイミングで右折を開始する可能性があるからです。
車間距離を通常のレベルに戻した結果、先頭車両の速度変化の影響をもろに受けることになりました。オーバードライブOFFの3速で走っているためアクセル操作のみで速度調整は可能ですが、前を走る車はブレーキランプを頻繁に点灯させます。その車はミニバンであるうえ、リアウィンドウにスモークを貼っているので前方の状況が見えません。天候が完全な曇りであるため、さらに前方の車の位置を影で確認することもままなりません。

 前の状況はこんな状態ではありましたが、後ろのトラックがプロの走りであったため、後方への気遣いは通常のミラー確認のみで済んだのは助かりました。
ようやく信号のほとんど無い区間へ到達し、再び前方の集団と距離を空けての定速走行へ戻りました。


 ちなみに今朝パークウェイへ向かうときの状況はメチャクチャでした。後ろからそれなりのペースで追いついてきたミニバンですが、「ここでさっさと抜いてくださあい」というところではこっちのスリップストリームに入ったままで、「なぜにこんなところで・・」というところで抜きにかかりました。しかもウィンカーも何も出さずに抜いてきたので、こっちもブレーキを踏んであげないといけない状態に。
昔オートバイで山道を走っていたころは、無茶な抜き方をした方にはそれに見合ったお礼を差し上げたものでした。しかし私も歳をとったもので、「はぁ〜」とため息一つついて終了です。


 教習所で免許を取得したあとの運転技術向上は、個々人にゆだねられることになります。現状では多くのドライバーが漫然と道路を走っているだけで、操作の習熟や道路状況に応じた運転方法の習得を考えている人は非常に少ない印象があります。
1トンもの鉄のかたまりを動かしている以上は、ドライバー全員が日々の運転技術向上に努める責任があると思うのです(と、初心者の私が言ってみる)

●参照動画
凄腕ジムカーナ  http://jp.youtube.com/watch?v=EA2rMQbx3II

Ken Block Gymkhana Training http://www.youtube.com/watch?v=BkNzkutTiGs