palmTX紛失、そして回収

 連休中に比良へ登山に行った際、palmTXも持参したのですが、山中ではザックにしまいこんだままで使うことはありませんでした。下山したところで身なりを整える時に、palmTXを取り出そうとしました。そのとき、車が通るとは思っていなかったところに軽トラックがやってきたので、あわてて道にはみ出していたザックを移動。そのときにザックが横倒しになり、荷物が中から散乱しました。

 散乱した荷物を収納し直し、そのまま志賀駅へ向かいました。電車を乗り継いで帰宅。テントやシュラフなどを完全乾燥するために干したり、装備のメンテをしたり、はてなを入力したりしてpalmTXを使おうとしたところ、なぜか見あたりません。どうやら軽トラックを避けたときにpalmTXだけ落としたままになっていたようです。
その日は回収に向かう気力もなく、とりあえずpalmTXに代わるPDAを、手持ちの中から選ぼうとしますが、古いpalmはメモリーが少なすぎで、ZERO3はPDAとしてはカスで、M1000は入力がタコで・・・などなど、あらためてpalmの使い勝手の良さを実感した次第です。


 そして、本日仕事が終わってから(もともと早めに帰れる日だった)速攻で大阪駅に向かい、普段は絶対に乗らない新快速に乗車。席にも座れたのでやれやれと思っていると、愛用している受信機からJRの無線が頻繁に流れてきます。どうやら踏切警報機の故障のため、電車が大幅におくれる模様。案の定私が乗っている列車も途中で停車を繰り返し、京都駅には25分近く遅れて到着しました。
湖西線に乗り換えて志賀駅へ向かいますが、ここでも電車の接続のために10分の遅れが生じ、志賀駅には19:34に到着。palmTXがあると推定される登山口までは、狭い道が入り組んだ集落を通過する必要があるので、地図とコンパス、GPS端末まで持参してきました。GPS端末には途中のポイントと登山口の緯度経度をインプットしておきました。
駅から出たとたんに、まわりは非常に暗い状態。外灯が非常にすくなく、足下もほとんど見えません。INOVAとミニマグライト、LEDヘッドランプを持参していましたので、とりあえずINOVAをマンハッタンパッセージのショルダーベルトに装着して点灯。手にはミニマグライトを持って歩きます。時々このあたりの住人の方とすれ違いますが、「お疲れやす」と声をかけてこられました。こっちはあわてて「こ、こんにちは」と、朝昼晩の概念を無視したあいさつをしてしまいました。


さて、GPSを頼りに途中のチェックポイントに到達して、ようやくわかりにくいところはクリアしたようです。そこから先は家もなくなり、完全な暗闇の世界に。ここからはヘッドランプを頭に装着して歩きます。
ようやく湖西道路脇の登山口に到着。palmTXを探しますが見あたりません。もう1度慎重に探したところ、ちょうど垂直に立ったような状態で、コンクリートの杭によりかかっていました(おそらく道ばたに落ちているのを発見した登山者が、そのように置いてくれたのでしょう)。電源を入れて正常に動作するのを確認。SDメモリーカードスタイラスが刺さっているのを確認してすぐに撤退。任務は完了しました。
帰りの電車は非常に空いており、ミッション用に買っていた食料を飲み食いしながら帰りました。


 普段の生活でも、ある場所から移動を開始するときには必ず振り返って何か落としていないかを確認するようにしていますが、今回の出来事を教訓にしてその習慣をより徹底したいと思います。