箕面の紅葉情報(まだ10%)

 ポータルサイトなどでよくある「紅葉情報」ですが、現実とまったく違っている場合があります。例えば、おととい行ってきた滋賀県の比良ではほとんど終わっていたのですが、情報では「見頃」となっています。
じゃあ、箕面公園はどうかと思って調べると、「紅葉前」となっていました。とても信じられないので、今日も朝から実地調査に行ってきたのであります。
箕面の紅葉情報
06:12 阪急箕面駅に到着。駅の改札を出てすぐ左手にあるコンビニ。先日新装オープンしましたが、営業開始は06:45で以前と一緒。この時間では当然ですが、入り口の扉は傘立てでバリケード封鎖されていました。
滝までの遊歩道に入り、5分ほど歩いたところにある分岐で左側の登山道に入ります。汗をかきそうだったので、少し登ったところで長袖のシャツを脱いでTシャツ1枚になり、シャツをザックにしまい込みました。ザックを背負ってふと顔を上げると、ほんの50cm横にある柵の上にサルがおり、こっちをじっと見てました。さらに歩いていくと、あちこちに子供のサルや親子連れのサルなどがたくさんいらっしゃいました。全員をシカトして歩いていきます。
このルートは遊歩道のかなり上を歩くことになり、下の方の紅葉の具合が上から観察できるのですが、紅葉はほとんど進んでいません。もっと朝の冷え込みが強くならないとダメなようです。
06:52 箕面の滝に到着。やはり紅葉は5%以下といったところ。ドライブウェイに上がっていく途中で見ると、太陽の光が早い時間からあたるところは、30%くらい色づいた状態でした。

■登山道情報
 紅葉の状態だけ見るのではつまらないですから、今日もお山のなかを歩き回ってきました。
ドライブウェイにある駐車場横を通過し、自然研究路2号線に入ります。入ってすぐのところで、左の斜面が崩れて1,5メートルほどが土砂で歩きにくい状態になってました。歩きやすいように踏み固めようとしましたが、石が多く含まれているためうまく行きません。この近辺では、さらに数カ所崩れた土砂が道の一部に見られました。11/3に発生した地震によるものかと思います。もちろん通れないほどの状態ではありませんが、十分注意して通過するようにしてください。

08:30 東海自然歩道に入ります。いつもならここからまっすぐ開成皇子の墓まで向かうのですが、今日は途中の分岐で谷筋を下り、自然研究路4号へ合流してから少し東へ進んで、尾根道を東海自然歩道へと登り返すルートを取りました。この谷筋と尾根道は地形図には掲載されていませんが、けっこうおもしろい道です。

赤のルートは北から南へ、その後青のルートを北上して東海自然歩道に戻る。地形図はウォッちずより。
●参照URL 箕面地形図
http://watchizu.gsi.go.jp/watchizu.aspx?id=52352305

その後開成皇子の墓を通過してすぐの、見晴らしのいい岩場へ。ここでいつものように食事。まだ時間が早いので、3人しか通過する人がいませんでした。うちふたりは外国人のカップル。最初外国人と気づかずに「こんにちは」とあいさつしましたが、男性側がなんと言って返事をしてきたかわかりませんでした。続いて姿を見せた女性にも日本語ごり押しで「こんにちは」とあいさつ。この女性もあいさつを返してきましたが、日本語かどうか分かりません。直後にふたりが会話をしたのを聞き取ろうとしましたが、フランス語かドイツ語かよくわかりませんでした。
この近辺では間伐作業が続いており、日曜日の今日も作業は行われてました。チェーンソーの音に続いて斧で木をたたく音がします。その後一瞬の間をおいて、「バキバキバキ」と木の倒れる音が。黄色のテープで進入禁止と示されているところには入らないようにしましょう。
食事後はもとの道を引き返し、上図青線の尾根道を下ってからどんどん南下。途中で地形図にない道を通って下山しました。

 紅葉は全山を通してまだまだ。10%にも達していません。これから冷え込みがどのくらい進むかによるでしょう。また箕面に行くことがあれば都度レポートしたいと思います。