M1000 時刻修正ソフト
今まで使ってきたauのケータイと、FOMA(M1000)の大きな違いのひとつに「時刻の正確さ」があります。
auのケータイは、全機種が時刻の自動修正に対応しています。
修正のプロセスは、
1.GPS衛星からの時刻信号を、auの基地局が受け取る
2.基地局が、常時時刻情報を送信する
3.各ケータイが、受け取った時刻情報をもとに本体の時刻を修正する
(機種によって修正のタイミングは違う)
ドコモは今年の5月になってようやく時刻修正に対応しはじめましたが、対応しているのは新しく発売される機種のみのようです。
モトローラのA1000ベースのM1000は当然のごとく対応していません。数日ほうっておくと、あっという間に数分遅れていました。
そこで、アメリカのsymbianOSサイトで時刻修正ソフトを検索して下記のソフトを見つけました。
●Internet Time Base UI Edition
http://www.my-symbian.com/uiq/applications/applications.php?fldAuto=923&faq=2
まずは試用版をインストール。インストール後にアプリランチャーを見ると、インストールしたはずのソフトが見あたりません。
ソフトの説明書きを読むと、コントロールパネルの「一般」タブに「Internet Time」のメニューが追加されており、これをタップしてソフトを起動します。
あらかじめ8個のタイムサーバが登録されていますが、削除や追加が可能なので、自分の好きなタイムサーバを登録できます(プリセットされているサーバで十分ですが)
それから動作確認の意味で「Synchronize Now」をタップします。接続方法選択画面で任意の接続手段を選びます。ネットに接続されると進行状況が画面に表示され、結果が表示されます。電話回線経由でシンクロした場合は、シンクロが終了すると即座に回線が切断されます。無線LAN経由の場合はLAN接続されたままなので手動で切断する必要があります。
自動での時刻修正は「Schedule」メニューに以下の設定項目があります。
1.端末電源投入時
2.日時指定(毎日、3日に1回、5日に1回、一週間に1回、一月に1回)
しかし、日時設定での起動がうまく行きません。電源投入時はきちんとソフトが立ち上がりますが、立ち上がらないようにする設定はできません。もともとソニーエリクソン用のソフトであるため、設定用のボタンの一部が画面に表示されていないようです。
それでも、実用には問題がないようなので、レジストして購入しました。もっと地道に探せば、時計関連ソフトに内蔵されているものがあるかもしれませんが、探すのが面倒なので妥協しました。
修正実行時のコストですが、無線LANに接続できる環境があれば接続料金はかかりません。しかし、その環境にない人の場合は、都度「通話料金」がかかるようです(パケット通信ではないみたいですが、正確なことは未確認)
※追記:プロバイダ経由(電話回線)で同期をした場合のパケット数を、M1000本体に付属している「バイトカウンタ」で確認すると、送信・受信ともに「0KB」と表示されます。始めはパケットのやり取りがなされていないのかと思いましたが、実際にはパケットサイズが非常に小さいためカウントしていないのかもしれません)
自宅の無線LANでM1000を使う方や、出先で無線LANを使う契約をしている方は、1日に1,2回修正させるようにすれば、ほぼ正確な時刻を維持できるでしょう。