脱線列車オーバーラン、本当は40メートル うそ報告か
http://www.asahi.com/national/update/0426/OSK200504260049.html?t1
これが本当だとすると、大変なことですね。
実際にオーバーランした距離よりかなり短く申告していたとすると、
1.本来の停車位置へ引き返してから発車するまでに、より多くの時間がかかる
2.輸送指令への遅れ時間連絡が、実際の遅れ時間より短く申告される
3.つじつまを合わせるために、次の停車駅までに遅れを取り戻そうと速度超過になる
4.結果、脱線につながった
以上の図式がなりたってしまうからです。
処分を避けようとしてうその申告をしたことが、間接的に事故に結びついたことになります。
実際のオーバーラン距離と遅れ時間を申告していれば、運転士は再度処分を受けることになったかもしれません。ベテランの車掌が口裏合わせをしていたことを考えると、このような行為が日常化していた可能性もあります。
事故が発生した場合、多くの人命が危機にさらされるような公共輸送システムでこのようなことが行われているとは。