リアル書籍の購入

 入手が困難なため、数年前から中古市場で高値がついていた書籍を数日前に2冊入手した。

一冊は「魔女の宅急便 絵コンテ」。もう一冊は「香港 旅の雑学ノート」である。
絵コンテのほうは増刷された新品で、雑学ノートの方は新装版として新たに出版された。いずれもブックオフオンラインに入荷通知メールを登録していたのであるが、雑学ノートはブックオフのシステムに別商品として登録されたためか通知がされなかった。


 電子書籍と紙の書籍を選択できる場合、その本の内容によってどちらを選ぶか決めるようにしている。検索語を使ってその語句が使われている箇所を特定する必要がある場合は電子書籍を選ぶ。たとえば先日購入した岩波文庫韓非子」全4冊がそれに該当する。
 韓非子に出てくる言葉に
  「巧詐は拙誠に如かず」 韓 非. 韓非子 第二冊 (Japanese Edition) (Kindle の位置No.2813-2814). Kindle 版. 
というものがあるが、原典にあたろうとすると紙の本ではけっこう手間がかかる。一方で電子書籍ならば検索機能ですぐに探し出せる。複数の箇所に解説が載っている場合もそれぞれのページをすぐに閲覧できるのでたいへん便利だ。

 しかしながら、紙の書籍は電子書籍と違った「物体として所有する」満足感がある。電子書籍端末のなかにある数百冊と、物体として本棚に並んでいる数百冊は、まったく別物として考えるべきだ。まあ、保管する空間に余裕があればの話ではあるが。。

 

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居間の指定席横にある本。ここに並べている本は基本的に分類せず、自然と入れ替わっていく。


今日の動画

www.youtube.com

ゲームの上達と小脳内部モデル

 不定期にYoutubeにゲーム動画を挙げているが、ゲームをやらない人にはあまり興味はないかもしれない。
そもそもなぜいい年してゲームを続けているのかというと、反射神経と判断力の訓練のためだ。


 これまでにアップしているゲームは、「WRC9」と「Dirt Rally」であるが、いずれもレーシングゲームのなかではシミュレータ寄りに分類されている。楽しく遊べるゲームというよりは、より本物に近い運転操作と技術が要求されるのである。
 ハンドルコントローラはモーターによるフィードバックがあるため、パワステのよく効いた実車よりも重い。そのため上腕や三角筋、それに広背筋が筋肉痛になったりするほどだ。また、クラッチ付きの3ペダルでのマニュアル設定モードでやっているため、シフトダウンはすべてヒールアンドトウでエンジン回転を合わせている。また左足ブレーキも多用するため、プレイ中はたいへん忙しい状況となる。

 前記二つのゲームを比較すると、より実車に近い操作性が要求されるのは「Dirt Rally」のほうだ。クラッチペダルとHパターンのシフトレバーの操作がうまくかみ合わないとギアチェンジできない。また、高速で走行中にジャンプした場合、車体が空中にあるときにブレーキペダルを踏むとエンストしてしまう。非常にシビアな操作が必要なのである。


■小脳内部モデルによる上達の体感
 ゲームをプレイするとき、路面の状態やコース、車種などによって操作感が大きく変わってくる。あるコースを開始して、続けて何度もそのコースを走っていれば徐々に上達していくと考えがちであるが、実際はちがう。
 何度もクラッシュを重ねながらリプレイをしていると、ある程度のところからだんだんと下手になっていくことが多々あるのだ。そのような時にはそれ以上プレイを続けず、半日から数日放置する。その後同じコースを同じ条件で走ると、見違えたように上達しているのである。スポーツなどでもこの現象は体感できると思うが、ゲームの場合はより短いサイクル・多様な条件で体感することができる。
 無駄に練習時間を増やしても上達することはなく、小脳内部モデルによる学習のプロセスを理解したうえで練習に取り組むのほうがより効率よく上達できるといえよう。


●参照URL
 小脳に学習で獲得される内部モデル
   http://jnns.org/pastpage/niss/2000/text/kawato2.pdf

 脳と機械学習  -学習則の「謎」を追う-
   http://www.hokkaido.med.or.jp/cmsdesigner/dlfile.php?entryname=medical_report&entryid=00024&fileid=00000455&/1222-19.pdf&disp=inline

 計算論的神経科学と 小脳内部モデル - ATR脳情報通信総合研究所
   https://bicr.atr.jp/~kawato/Lec2009R_Cere_S.pdf

 

Youtubeチャンネル 

hogesathoge - YouTube

   https://www.youtube.com/user/hogesathoge/videos

 

 

北京オリンピック終了

 

 テレビで観戦した競技は、主に女子スピードスケートと女子カーリングだった。北京と日本の時差は1時間しかないため観戦しやすかったのは助かった。

 スピードスケートの高木美帆選手の金メダルに、女子カーリングの銀メダルといった快挙もあり、冬期としては史上最高数のメダルを取れたのはたいへん喜ばしいことである。


 スノーボードがオリンピック種目に加えられたのは1998年の長野大会だが、その2年前のアトランタオリンピックの閉会式で画期的なデモンストレーションが行われた。当時からストリートアスリートと呼ばれていた、スケートボードインラインスケート、BMXの選手たちがそれぞれの技を披露したのである。当時はまだどれもオリンピックの種目には取り入れられていなかった。登場してきた選手たちも、よほどその競技に興味がない限りは名前も知られていない人たちだったのである。
 その当時に私はMTBとBMXをそれぞれ1台所有し、米国から輸入されたビデオを何本も所有していたため、アトランタオリンピックの閉会式に出てきたBMXのライダーの多くを識別できたのである。
 以下の動画にその中の何人かが出ているが、マット・ホフマンが閉会式で登場したときは「ホフマンや!」と叫んでしまったくらいその筋では有名な人だった。
 ちなみに私はその後バイクトライアル(以下の動画 05:23 から出てくる)方面に興味が移ったため、BMXには乗らなくなってしまった。続けていたら大ケガをしていただろう。


今日の動画

Hammertime MTB - YouTube

レッサー・ユリィとシド・ミード

 欠かさず視聴しているYouTubeチャンネルのひとつに、山田五郎氏の「オトナの教養講座」がある。
先週金曜日にアップされた以下の動画も面白かった。

 

【レッサー・ユリィ】なぜ日本で!?突如話題になった無名画家【人気の秘密】 - YouTube

 

 

 詳しくは動画を見ていただきたいが、この画家の絵を見て思ったことを書いていきたい。

 動画に出ている夜景の絵をみてまっさきに思い浮かんだのが、シド・ミードによるブレードランナーのイラストだった。監督のリドリー・スコットは、シド・ミードに対して車両の絵だけを頼んだのだが、街のネオン看板や情景まで含めて仕上げてきた。車両だけを描くことはできないというのが理由だったらしい。
 スコットはこのイラストのイメージをほぼそのまま映画に使用している。また、その後の米国映画界では、夜の情景を撮影するときには路面を濡らして光が反射するようにすることが定番となった。夜景だけでなく、昼間の情景でも路面を濡らすことでフォトジェニックな表現を行うことも多い。
 最近の例としては、映画「テネット」の空港でのシーンがある。また、日中のシーンとしては映画「ザ・バンク 堕ちた巨像」の冒頭シーンが挙げられるだろう。

 画家のレッサー・ユリィは、夜景・日中いずれも路面が濡れている条件での情景を描いている。それらの絵がどのように評価されていたかは山田五郎氏の動画を見てもらいたい。

●参照URL
 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000041706.html

 

トレーサーH3 電池交換5回目

 

 購入から12年以上経っているが、現在でも誤差は月差マイナス3秒以内である。
 文字盤と針にトリチウム放射性物質)が使用されているため、完全な暗闇でも時刻を視認できる。この機能があるためこの製品を使い続けているのであるが、トリチウム半減期は12年ほどであるため、理論上は購入当初よりも発光量は少なくなっていると考えられる。しかし、それでも視認には問題ないレベルなので当面は同じ時計を使い続けるつもりだ。

 一方、バンドのほうは軽量化を図るためけっこう薄いタイプのものを使用している関係で、1年もてばいいほうだ。
 「バンビ ウレタン BG062A」という製品を使い続けているが、最近は販売しているところも少なくなってきたので、数個買い増ししておく予定。


「左手首の<トレーサー>を見た。夜光塗料を使わず、トリチウム・ガスを封入したこの特殊発光システムの時計は、どんなときでも文字盤がはっきりと見える。午前零時二四分だった。」
 アンディ・マクナブ「解放の日」p14


今日の動画

https://www.youtube.com/watch?v=G5H94GHb-10&list=PLdoS6lj6JlFouwHyc-94rVeadN-dUGgzF&index=21

Youtubeにゲーム動画をアップする

 昨年MacBook Airを購入したときにはYoutubeに動画をアップすることを考えていたのであるが、なんだかんだで1年以上が経過してしまった。ようやくにして昨日、自分のゲームプレイ動画をアップすることに成功したのである。
 結構前からゲーム動画のアップは試みていたのであるが、どういうわけかうまく行かずに諦めていた。昨日同じ手順で再度試みてみたところあっさり成功。編集もなにもしていないWRC9のプレイ動画を何本か上げてみた。
チャンネルのタイトルなどはいずれきちんとしたものに変更予定である。


 ゲームのほうであるが、コントローラはロジクールのG29(ハンドル)と、Hパターンのシフター、クラッチ付きのの3ペダルを使用し、マニュアル設定で走っている。ABSとトラクションコントロールはオフにしている。

 WRC10が昨年発売されているが、当面はWRC9をやっていく予定。Dirt RallyとDirt Rally2.0も以前はやっていたので、またこっちもプレイ動画を上げるかもしれない。

 ゲーム中の名前は「T-Ahoyanen」だ。もちろんふざけているのだが、フィンランド界隈の方たちは我が同胞と思うだろう。

 

●以下が私のYoutubeチャンネルである。けっこう真剣に走っている(今のところは・・)

https://www.youtube.com/user/hogesathoge/videos

 

 

NHKスペシャル その一蹴りにかける ~スピードスケート 髙木美帆~

www.nhk.jp

          

 いよいよ北京のリンピックが始まるが、スピードスケートのヨハン・デビット・コーチがコロナ陽性で隔離になったようだ。高木美帆選手などは濃厚接触者には該当しないようだが、無事にオリンピックを乗り切ってもらいたい。


 昨年放送された「スポーツxヒューマン 考えて 考えて 挑む〜スピードスケート・髙木美帆〜」 は、コロナ禍に対してどのように高木美帆が対応しているかをよく描いていた。しかし、スケート技術そのものについてはそれほど突っ込んだ内容はなかった。
 一方、今回放送されたNHKスペシャルは、技術的な部分をかなり突っ込んで映像化していた。一見すると二つの番組は似たような内容に思えるのだが、主眼が違っているためまったく別の番組として見ることができる。

www.nhk.jp

 


 コロナ前に放送されたNHKのサラメシで、前記のヨハン・デビットコーチを取材した回があった。コーチはどんな人ですかと選手たちに聞くシーンで、たしか高木美帆は「頑固親父」と言ってた記憶がある。


今日の動画

www.youtube.com