移動時の雨対策

 徒歩・自転車・オートバイなどで移動する場合、突然の雨に泣かされた経験は誰にもあると思います。ちょっとぬれた程度からドボドボに至るまで、私も昔は何度も泣きを見ました。しかし、常に雨具を持つと決めたときからそのような目に遭うことはなくなったのであります。


 ただ暑い季節にカッパを着て自転車で走ると、むしろ汗によって内側からぬれてしまったりします。短時間で雨がやむのであれば走り続けずに雨宿りをするほうがよかったりするわけです。そのため、状況によってはカッパの代わりにツエルト(登山用簡易テント)を装備に加える場合があります。


 今日はちょっと離れたところにある古本屋までMTBで出かけたのですが、帰路についてしばらくしてから契約しているウェザーニュースより雨雲メールを受信。あと30分くらいはもちそうだったので、できるだけ自宅へ近づいておこうと走行を続けました。それから15分ほど経過したころで雨雲が数キロ先までせまっているのを目視で確認。自宅の方向だったため帰り着くまでに確実に雨に遭遇すると判断し、近くにあった森へと入っていきました。土砂降りになるようであればツエルトを張ろうかと思いましたが、しとしとと降る程度だったため樹木の葉のみで雨を避けることができたのです。


 今年は残暑が長引いたため、それに伴い雷雲による雨も未だに警戒しなければいけない状況が続いています。雨の怖さは雨そのものではなく、雨から逃れようと焦るあまりに注意力が削がれ、それによって何らかの事故などに巻き込まれる可能性が高くなるところにあります。そのようなことのないように装備を完全に、かつ正確な情報を的確なタイミングで入手できるようにしましょう。


「絶対不変の大原則があるんだよ、オーウェン――不注意が命取りになる、という大原則だ。しばらくは幸運に頼ってもいられるだろうが、最終的にはかならずこの大原則が適用されることになる。不注意が命取りになる、という規則がね。」

     スティーヴン・キング  「ドリームキャッチャー」より

今日の動画
  ●Within Temptation - All I Need  http://www.youtube.com/watch?v=L6ViM8tKG1Q