iOS6のトホホぶり


 まったく不注意でした。いつもならトラブル情報を確認しながら2ヶ月くらいあとにアップデートするのですが、今回はほんとに何気なくipod touch(4th)本体でアップデート作業をしてしまいました。
 地図アプリに関してはブラウザでGoogle Mapsを開く方法で回避可能であり、またそもそも利用頻度が低かったのであまり影響がありません。一方で、標準の音楽再生アプリの表示がとても見づらくなったのはかなりの痛手。おそらくアップルはより洗練されたとでも思っているのでしょうが、明らかに視認性が悪くなっています。


 とりあえずアップデート直後にごみ箱から「iPod4,1_5.1.1_9B206_Restore.ipsw」を取り出しておきました。場合によってはバージョンダウンするかもしれません。


「絶対不変の大原則があるんだよ、オーウェン――不注意が命取りになる、という大原則だ。しばらくは幸運に頼ってもいられるだろうが、最終的にはかならずこの大原則が適用されることになる。不注意が命取りになる、という規則がね。」
     スティーヴン・キング  「ドリームキャッチャー」より


 同じ職場のひとが発売日当日にiPhone5を購入したので、さっそくおさわりさせてもらいました。縦に長くなった画面は思ったより違和感がありませんでした。電話機はまだまだ買い換える予定はありませんし、音楽プレーヤーと電子書籍端末として主に使っているipod touch(4th)もあと1年は買い換えないでしょう。心配なのはジョブズ亡き後のアップルの迷走ぶりです。今回のIOS6の出来具合を見ると、明らかにユーザー軽視な方向へ動いていると思えます。どこかできちんと歯止めがかかって欲しいものです。


 シャツは清潔だったが、もともと白かった布地がいまは象牙色に変わっていた。これは、しじゅう祖母が口にしていたばかりか、(おそらく叡智を発揮するべきときに祖母本人が不在という、めったにない機会のためだろうが)刺繍にして居間の壁に張りだしてもいたモットーの賜物だった。そのモットーとは、《つかって、つかって、つかいまくれ! つかいたおせ! 着たおせ! きちんとしまえ! それができなきゃ最初から買うな》というもの。まだ半分ほどしか白髪になっていない祖父の長い髪に林檎の花びらがひっかかっており、少年には木々のあいだに立つ祖父が美しく見えた。


    スティーヴン・キング  「かわいい子馬」より


今日の動画
  Within Temptation - Shot In The Dark (Official Music Video)
   http://www.youtube.com/watch?v=mLz61g0JLxQ