テキスト(参考書)のノート化


■ノート化
 私の場合、テキストに書かれていることをノートにまとめるということはやりません。すでに書かれていることを、手書きであれ、PCへの入力であれ、再び別の媒体に書くというのは時間の無駄だと思うからです。その時間があれば、より多くの回数、文章を読む方が記憶が定着します。


<ノート化の手順>
  1,1回目はノート化せずに読む (重要と思われるところは鉛筆で印をする程度)
  2.2回目から、重要部分のみ赤と青のボールペンでノート化
    主語を赤、述語を青、否定語を丸で囲む、など
  3.3回目以降は、修正を加えながら、主に線を引いた部分だけを読む


 マーカーはほとんど使いません。せいぜい、目次や索引を見やすくするときに使うぐらいです。
 ノート化することで、「不要な部分」が排除されます。それにより、3回目以降は非常に短い時間でテキストを終わらせることができます。


■実例
以下はノート化の実例です。「シャーロックホームズの推理学」内井惣七 講談社現代新書(現在絶版)





ノート化するときは、利き手に赤と青のボールペンを1本ずつ持ち、定規は使わずに線を引いていきます。写真を見てもらえばわかると思いますが、かなりきたないです。きたなすぎて字を読むのに支障が出てはいけませんが、きれいに線を引くのが目的ではありませんので、拙速を心がけて下さい。
 接続詞の部分は矢印を使って、視覚的に直感できるようにしています。いかに文章を「記号化」していくかが重要です。


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