「セル」 スティーヴン・キング
日本で翻訳が出た2007年終わり頃に購入していたのですが、冒頭の20ページほどを読んだだけで放置していました。ケータイで通話していた人が突然凶暴になり、近くにいる人へ襲いかかる・・・。なんかとても単純なお話の予感がしたため読むのを後回しにしたのです。結局3年近くも放置して先日ようやく読み始めたのですが、完全に物語の世界に引き込まれました。各登場人物の描き込みがとても深く、ありえんほどに感情移入してしまいました。
ストーリーそのものについては詳しく書けませんが、この本の中で最も考えさせられた文章を引用します。
いまあるものを大事にするか、それとも、変化をもたらす方向で力をつくすか――まだ時間の余裕があるうちに。もし時間の余裕があるのなら。
「セル」 スティーヴン・キング
「変化」という言葉がとても引っかかったのですが、変化でまっさきに思い出したのがP.F.ドラッカー。おそらく変化というものを最も重要視していたひとの一人だと思います。
日常化した毎日が心地よくなったときこそ、違ったことを行なうよう自らを駆り立てる必要がある。
「非営利組織の経営」 P.F.ドラッカー
●参照書籍
セル〈上〉 (新潮文庫) | |
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セル 下巻 (新潮文庫 キ 3-57) | |
スティーヴン キング Stephen King 新潮社 2007-11 売り上げランキング : 103958 おすすめ平均 ゾンビ映画が好きならオススメ。 なぜこうなったのか… 泣かセル Amazonで詳しく見る by G-Tools |
ドラッカー名著集 4 非営利組織の経営 | |
P.F.ドラッカー ダイヤモンド社 2007-01-27 売り上げランキング : 4729 おすすめ平均 ドラッカー マネジメントの本質がある 「気付き」とは何か? NPO経営者必読の良書! Amazonで詳しく見る by G-Tools |
■今日の動画
●Aqua - Aquarius http://www.youtube.com/watch?v=0hRPn9ZEYJ0