積雪の白川郷へ行く


白川郷 | 白川村役場公式サイト
   http://shirakawa-go.org/kankou/


 本当のところは日没後の夜景を撮影したかったのであるが、今回はルートや現地の下見もかねて早朝明るくなってからの撮影となった。


 先日地図更新した型落ちのカーナビ(ゴリラ CN-GP530D)を頼りに名神高速東海北陸道を利用した。カーナビの表示がわかりやすいおかげで、ジャンクションの通過も問題なかった。問題なのはむしろ高速道路に設置されている標識のほうである。標識の表記を考えた人は、実際にそこを車で走行したことがあるのかと疑いたくなるようなものがときおり見られる。


 名神高速は早朝から混雑する可能性があるので、東海北陸道(交通量が少ない)へと早めに到達しておきパーキングエリアで仮眠を取って現地入りの時刻を調整するようにした。また、4時前に高速へ入ることでETC深夜割引(3割引)も適用される。
 東海北陸道の積雪が多い区間は除雪やエンカル散布も行き届いており、路面の積雪は見られなかった。しかし、東海北陸道では標高1000メートルを超える箇所があるため油断はできない。今回もチェーン規制がかかる区間では速度制限が時速50キロになっていた(チェーン規制といっても実際はスタッドレスタイヤでの走行。当然チェーンも積んでいる)。
 結果的には全行程で路面に積雪があったのは、白川郷ICを降りてからの一部だけであった。先週末の大雪から天候が回復したことで、除雪した路面の雪がなくなったのが大きな理由である。道路脇には1メートル以上の雪が壁のようになっており、脇道などは死角になって見通せないため十分注意が必要である。


 R156からせせらぎ公園へと降りていくが、一番奥にある村営の駐車場(有料)へ行くまでに声をかけられた。そばや飛騨牛の料理を出すお店の人らしく、そこでなにか食べてくれれば一日駐車料金無料と言われる。短時間で切り上げるつもりだったし、そば一杯でも食べるのがきついので断って村営の駐車場へと駐車。白川郷集落の見学は朝の8時から(住民のかたに迷惑をかけないため)となっているが、駐車場はもうちょっと早くても入れるようである。しかしあまり早く行っても除雪作業の邪魔になったりするので気をつけたいところだ。


 駐車後にカメラの準備をしているうち8時になった。まずは駐車場のトイレに行く。トイレ入り口の引き戸は自動ドアになっていて、中もきれいに清掃されている。その後集落へと向かうが、まずは「であい橋」で川を渡ることになる。橋へと上がるスロープは路面の下に融雪設備が埋め込まれており、雪はまったくない。しかし、橋には雪が残っているので注意が必要。歩行者専用の橋で、左側通行になっている。橋を渡ったらすぐに集落内となる。路地は狭く、車1台が通れる広さ。メイン通りは道幅も広くなっているが、マイカーは時間帯によって通行できないので観光客は気をつけたい。
 道路上の雪は除雪されていたが、先日の大雪のため屋根にもけっこう雪が残っている。落雪にも注意して歩く必要があるだろう。


 8時すぎには観光客(ほとんどが中国・東南アジアの方々)もまばらだったが、9時前になると次々に観光バスやマイクロバスで団体さんが到着してきた。やはりほとんどが前記のような外国人である。駐車場の係りのかたに聞いたところ、平日は駐車場が満車になることはないが、土日はかなり混雑するとのこと。ライトアップのときはさらに混み合うのだろうが、私としてはライトアップされていない日に夜景を撮った方がいいのではないかと思う。
 今日は冷え込みがそれほど厳しくなかったので、けっこう快適に写真が撮れたが、帰ってから写真を見ると(技術的に)よいものが撮れていない。もっとしっかり準備して、次回は夜景撮影に挑みたいところである。









今日の動画
  Chick Corea - Song for Sally (transcription)
   https://www.youtube.com/watch?v=taFBugnys_A