滋賀県北部で大雪


 マキノ町メタセコイア並木の雪景色を撮影するため、早朝から琵琶湖を時計回りで現地へ向かった。鯖街道に入る手前から積雪が見られたが、いつもなら雪の量が多い峠でそれほど多くなかった。しかし、北上するにしたがってどんどん雪は増えていき、マキノピックランドの駐車場に到着してその雪の量にたまげた。より多くの台数が駐車できる奥側の駐車スペースは、除雪をあきらめたらしく雪がそのまま残っている。ジムニーなら入っていけそうだったが、無理をせずに手前の除雪済みスペースに駐車。雪はけっこうな勢いで降り続いていた。
 まずはトイレに行っておこうと車を降りてトイレに向かうが、除雪されていない歩道は膝近くまでの積雪となっている。ラッセルしながらトイレに入るが、いつもなら自動で点灯する明かりがつかない。しかしヘッドランプを頭につけていたので問題はなかった。


 薄明るくなってきたので写真を撮ろうと思うも、降雪が多くてとてもカメラを出す気になれない。また、撮影ポイントに移動するにも一苦労となりそうなので、結局写真は撮らずに撤退することになった。もう少し時間調整して降雪が少なくなるのを待つ手もあったろうが、あまり遅くなると帰路で大渋滞に巻き込まれると判断してあきらめたのである。


しかし、結局は心配していた大渋滞にはまった。滋賀県内でも普段から雪が多い地域は除雪車も十分台数があるし、除雪作業も手慣れているのでそれほど大きな問題とはならない。しかも雪の怖さを知っているためか、大雪のときには交通量そのものが極端に減るので事故っている車もあまりみかけない(長浜で田んぼにダイブしている車は1台見かけた)。雪の量が減ったなと思っていると、彦根で再び雪が増えて大渋滞が始まった。普段は大雪に見舞われることが少ないため、除雪も不十分であるうえに、いつも通りに買い物に出かけてきた人たちが渋滞に拍車をかけていたのであろう(通りすがりの私がいうのもなんだが)。
 湖岸道路は1回だけ除雪した形跡はあったが、基本的にそのまま放置されていた。除雪車のタイヤでぼこぼこにされた路面が多くの車で磨きをかけられて、部分的にツルツルの状態となっている。乗用車からトラックまで何台もの車が路肩や縁石につっこみ動けなくなっていた。細かく修正舵を当てて「つるべタクシー」状態で走っていたが、数回ツーっと回転しそうになった。湖岸道路では雪道としてはかなり走りにくい状態になっていたため、えんえんとノロノロ運転が続いていたのである。やはり大雪の日には不急不要であれば出かけないに越したことは無いと痛感したのである。


今日の動画
  菊池桃子突然ガバチョ!つるべタクシー】
   https://www.youtube.com/watch?v=hYVuNvd-u6s&t=79s