内部被曝調査開始に関するNHKの報道
今朝のNHKニュースで、避難が遅れた浪江町・飯舘村の住人を優先させて内部被曝調査を開始するとの報道がありました。これまで政府のお先棒をかつぐ「ただちに健康には影響しない」というような報道をさんざん繰り返しておきながら、手のひらを返したかのように政府による対応の遅れを批判しているのは、見ていてとても腹が立ちました。
チェルノブイリ原発事故で旧ソ連政府がとった対応と比べて、今回の事故での日本政府の対応はあまりに遅すぎる部分があります。情報の隠匿があまりにも醜く、テレビを中心としたマスメディアによる情報操作も目に余るものがあります。
阪神淡路大震災のときと比較すると、現在はより幅広い情報を収集することが可能です。さまざまな情報を正しく判断するためにも、基本的な知識は正確に身につけておきたいところです。
■参照書籍
原発事故を問う―チェルノブイリから、もんじゅへ (岩波新書) | |
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暴走する原発 チェルノブイリから福島へ これから起こる本当のこと | |
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上記2冊は、きちんと足で取材しているために極端に偏った「意見」が含まれていません。IAEA(国際原子力機関)がこれまでになにをやらかしてきた組織なのかもよくわかります。各種情報をフィルターするための基礎知識を得るためにご一読をおすすめします。
■参照動画
1.放射能拡散シミュレーション IRSN http://www.youtube.com/watch?v=A7p-kuPh2m4
福島第一 Fukushima ? Nuclear Blast? http://www.youtube.com/watch?v=1Q3ljfLvHww
ようやく東京都ではじまった放射線量の調査ですが、上記の動画を見ればなぜ放射線量が多いのかがよくわかります。いずれも政府やテレビメディアが故意に隠していた情報です。