メモを繰り返し見る必要性

 システムダイアリーのリフィルを読み返してみて、メモを取った後に何をしなければならないかを改めて認識しました。
 それは、「繰り返しそのメモを見る」ことです。思いついたことをどんどん追記していき、それを実行に移していくこと。手帳に書き付ける内容は、最終的に実行に移されないと意味がありません。


 1989年から1997年までに蓄積した数千枚のリフィルに目を通してみて、上記のことを痛感するものがいくつかありました。


■価格ドットコム
まずは以下のリフィルをご覧下さい。





 1990年のメモですが、今読み返してみると「価格ドットコム」でやっていることに近いモデルを考えていたようです(かなり限定的ですが)
 当時はまだ、インターネットは米国の軍隊と大学の一部でしか利用されていませんでした。民間で使われていたのは「パソコン通信」だったので、ここから先にアイデアを発展させることなくこのメモは埋もれてしまいました。
 民間にインターネットが開放された1995年頃に、もう一度このメモを読み返して発展させていれば・・・と思ったりします。


■リサイクルビジネス
つぎのアイデアはハードディスクのリサイクル。





 ハードディスクの容量が今とは桁違いに少ないのはしょうがないです。
最後にHDのデータの機密保護に言及しているのは感心しました(自画自賛
 これも、いまではごく当たり前なモデルではありますが、メモを書いた当時に実行に移していれば、それなりに先行組になれたかも、と思ったりします。


 アイデアというのは思いついただけではダメで、それをしっかりメンテナンスし育てていかなければなりません。その道具として、手帳は大変有効なツールです。けっしてスケジュール管理だけのものではないのです。
 システムダイアリーが優れている点は、これらのメモをシステムとして「記録」「保管」できることです。
 SD以外の手帳・スケジュール帳というのは、「メモ」に関してあまり追求されていない気がします。