京都祇園 天周で穴子天丼を食べる
入院して検査をした結果を聞いてきた。とりあえずガン細胞は採取されなかったので、いきなりカウントダウン開始の事態は免れたのである。これから先にどうなるかは自分で制御できないことなので、深くは考えずにできることを淡々と行っていくようにする。
話は変わって天丼である。これまでは外食を極力してこなかったのであるが、最近アマゾンプライム動画で見ている「孤独のグルメ」の影響から、食べられるうちに積極的に外食していくように決めた。手術によって胃袋の大きさも以前の半分くらいになっているため、ボリュームよりもおいしさを重視していくことになるであろう。
今日はたまたま京都行きだったことと、四条界隈に用事もあったので天周の天丼を食べることにした。開店は11時であるが、それまで時間があったのでブックファースト京都店へ行く。お店の規模は中型といったところなので、それなりの品揃えである。文房具も置いているが、京都ならではの製品など面白いものが揃えてある。場所柄からか、店内に「からげ姿」（普段着の着物を着た）の舞妓さんがいた。これから稽古にいくのであろうか。
結局何も買う物がなく、天周へと移動開始。
計算通りに11:01に天周に到着。店先にはだれもいない。開店前には行列ができているはずなので、すでに店内に入ったのであろうと思いつつ入り口の引き戸を開けて中をうかがう。幸いまだ席が２つほど空いていたのですぐに座れた。今日はとりあえず穴子天丼と決めていたのですぐに注文。できあがるまで20分近くかかったが、開店直後はこのくらいはかかってしまうだろう。
穴子は3切れだがボリュームは十分。まずは出されたままの状態で1切れ食べ、その後は粉山椒と抹茶をそれぞれかけて食べた（七味はやめておいた）。抹茶は塩も入っているので普段天ぷらを塩で食べる人には特におすすめしたい。てんつゆはカウンターに置いてある物を使える。お茶も同様である。油も重くないので残さずにおいしくいただけた。店を出るときには空席待ちのお客さんも７，８人になっていたので、今日は運がよかったといえよう。次回はエビ天と穴子のミックス天丼を食べたいところである。
●ぎおん天ぷら「天周」
http://tensyu.jp/
