なんとか年を越せそう


 昨年の大晦日の日記を見ると、処分した書籍に関することが書いてあった。それから1年経ったわけであるが、正直ここまで生きられるかどうかはわからない状態だった。手術が終わって数ヶ月の間は、書籍に限らず何かを購入したりする行為が、「無駄になるかもしれない」という考えと表裏一体となって常に躊躇してしまう状態だったのである。高価な贅沢品を買うようなことはその考え方も意味があるが、時間を充実させてくれるようなものについては買い控えをせずに入手する方向へとその後考えを改めた。


 物品についてだけではなく、趣味や娯楽についても同じように考えている。将棋の再開もそのなかの一つであるが、再開して良かったと感じている。
 その一方で以前できていたことができなくなっていることもある。登山がその例であるが、今の体調では1000メートルの低山でも登頂するのは無理がある。体力と体調維持のために平地を散歩することは特に問題なくこなせているのであるが、そこから先にどれくらいまで負荷をかけていってもいいのかがわからない。無理をしすぎて大きな問題が発生しても困るので、様子を見ながら慎重に行っていく必要があるだろう。


 来年にガンがどのようになっていくのかは現時点で不明であるが、無意味な楽観主義(私が嫌う「奇跡を信じる」などということば)に陥ることなく、現時点でできることをやれるだけやっていきたいと考えている。


今日の動画
  Wes Montgomery - Full House
   https://www.youtube.com/watch?v=AFkQ0By8N1g