ボブ・ディランは早く声明を出すべき
ノーベル文学賞に決まったのち、いまだに財団側から本人への接触ができない状態が続いているらしい。ディランの姿勢に対して財団も見当外れな(上から目線の)意見をマスコミへ漏らしているようだ。ディランはだんまりを続けるのではなく、はっきり「いらん」と言ってやればいいと思うのである。
サルトルがノーベル文学賞を辞退したときはかなり核心をついた理由をきちんと表明していた。辞退する理由をいちいち言いたくないのであれば、ただ単にいらないことを伝えればすむことであろう。
ちなみにノーベル賞以外のナントカ賞を辞退した人のなかで私がいちばん好きなのは、フィールズ賞を辞退したグリゴリー・ペレルマンである。100年間誰も解けなかったポアンカレ予想を証明したのであるが、その詳細は以下の番組で詳しく説明されている。
●ハイビジョン特集 数学者はキノコ狩りの夢を見る 〜ポアンカレ予想・100年の格闘〜
https://www.nhk-ondemand.jp/goods/G2011027278SA000/
番組の冒頭でフィールズ賞の授賞式が行われる映像があるが、実に衝撃的である。
■今日の動画
John Lennon - Imagine HD
https://www.youtube.com/watch?v=DVg2EJvvlF8