ゲームと社会のかかわり
ポケモンGOが日本でも配信開始された。ゲーム全般に対しては特に否定的な考えは持っていないのであるが、ポケモンGOに関しては悪い予感しかしない。このゲームで使われているテクノロジーそのものは革新的なものではないし、過去の技術の組み合わせにすぎないと思うのである。しかし、プレイの内容はいわゆる歩きスマホや運転中のながらスマホを著しく助長させ、社会全体に対して危険を増幅させるとしか思えない。いくら開発側の利益があがり、ユーザーが楽しめたとしても、社会(非ユーザー)に対して害悪をもたらしうるゲームであれば、開発側は自重すべきだ。非ユーザーに対して影響を及ぼさないようなゲームによって利益を上げるのであればいっこうにかまわないし、むしろそうすべきだ。
今朝も早朝から自動車で買い物に行ってきたのであるが、道中であきらかにポケモンGOをやっていると思われる若い男性3人組を見かけた。また、自転車で走りながらスマホに熱中している若い男性も見かけた。これまでのようなソーシャルメッセージのやりとりで発生する歩きスマホであればこれらの人物は道路に飛び出してくることもなかったであろうが、これからは人間ミサイルがあちこちで飛び出してくることになるであろう(自動車ミサイルもしかり)。
今後ポケモンGOが大きなブーム(一時的と思うが)となり、どれほど各事故率が上がるのかを行政側がしっかり記録していってもらいたい。今回のブームは壮大な(人命を危険にさらす)社会実験となるであろうからだ。
■今日の動画
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https://www.youtube.com/watch?v=_OjHG-A9ZKI