コリン・ウィルソンによるネオテニー(幼形成熟)に関する記述


 最近、以下の動画を見て久しぶりにネオテニーのことを思い出した。

●参照動画
  No One Has Ever Had As Much Fun As This Dog Playing With An Automatic ‘Fetch’ Machine
   http://uproxx.com/webculture/dog-automatic-fetch-machine/


 コリン・ウィルソンの著作は40冊ほど持っていたのであるが、現在は10冊ほどしか残していない。ネオテニーに関しては確か「ミステリーズ」に書かれていたと思われるが、それも手放してしまっておりすぐには確認できない状況である。
 ネオテニーコリン・ウィルソンの著書では”幼体成熟”と記述されている)とは、性的に成熟しているにもかかわらず、生殖に関係ない器官などが未成熟であることを指す。これには内面的なものも含まれており、子供特有の性質であるはずの「遊び」を成熟後もやめない生物もそのひとつらしい。
 たとえば人間は大人になっても遊びをやめないが、他の類人猿は成熟するにつれて遊びをほぼやめてしまう。犬も同じように遊びをやめないが、その祖先であるオオカミは成熟すると遊ばなくなる。


 コリン・ウィルソンの著作には、ネオテニー以外にも「支配的5パーセント」などの記述が見られる。いずれも一般的にはあまり知られていないもので、話題になることもほとんどないのであるが、人間の一面を見る視座としてこれらのことを把握しておくことも必要ではないかと思うのである。


今日の動画
  Talking Heads - Girlfriend Is Better [Live]
   https://www.youtube.com/watch?v=kuoiRr6hLjg
 このあいだ「笑う洋楽展」でこの動画が取り上げられていたのを見て衝撃を受けた。