カラーコードシステム
二十数年前から常に意識しているのが、このカラーコードシステムである。起源については詳しく調べたことがないので分からないが、法執行機関または軍隊で生まれたコンセプトと思われる。
現在もっとも知られているのはアメリカ合衆国国土安全保障省が定めた"Homeland Security Advisory System"である。
●参照URL
Homeland Security Advisory System
https://en.wikipedia.org/wiki/Homeland_Security_Advisory_System
ただし、国土安全保障省が使っているシステムはあくまで行政側が市民に対して適宜示すことを目的としているため、市民個人が自発的に危険を走査・評価するものとはなっていない。
一方私がこれまで使ってきたカラーコードシステム(危険度を5段階評価する点は同じであるが、色分けが若干違う)はあくまで個人が行うことが原則となっている。
先日バングラデシュで発生した痛ましいテロに関して言えば、これまでのISの動きや声明、バングラデシュの国内情勢・過去のテロ事案、断食月であったこと、レストランの立地・出入り口が一つだったことなどを総合的に評価していくと、きわめて狙われやすいターゲットだったと思われる。
何よりテロというものが、最も強度の低い戦争行為に他ならないという認識を持つ必要があるだろう(最も強度の高い戦争は全面核戦争)。これは何もテロの現場でテロリストと戦争しろというわけではない。テロが発生したときその場にいないことが最も有効なテロ回避の手段なのだから、その場に居合わせないことに注力すべきである。
世界中どこでも(日本を含めて)テロのターゲットになる可能性が高くなっているのは間違いない。個人がそれを十分認識して対策していかなければならないということである。
■今日の動画
Scorpions - Wind Of Change
https://www.youtube.com/watch?v=n4RjJKxsamQ