ヴァレンヌ逃亡 マリー・アントワネット 運命の24時間 (文春文庫)

ヴァレンヌ逃亡 マリー・アントワネット 運命の24時間 (文春文庫)
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　フランス革命史に疎い私も、ヴァレンヌ逃亡事件については20年前に読んだ「ノストラダムスの超法則死活の書（五島勉　著）」によってその概要は（正確とは言えないが）把握していた。で、図書室に置いてあった表題の書籍を見かけて手に取ったのである。正直あまりその内容に期待はしていなかったのであるが、ヴァレンヌ逃亡を企画・実行（途中まで）したフェルセンの有能さにはたまげた。
　また、マリー・アントワネットに関する知識についてもいかに貧相なものしか持っていなかったか思い知った。著者の中野京子さんは「怖い絵」という著作もあるように、絵画に関しても造詣が深い。アントワネットのいくつかある肖像画についても彼女独特の視点からの解釈が述べられており、なるほどと感心した。

　ちなみに五島勉氏の数ある著作の中で、唯一高く評価できるのは「死活の書」のみと言える。その内容の真贋についてはともかく、いつものように五島氏の創作が多数含まれていたとしても「死活の書」そのものはすばらしいものだと断言したい。

ノストラダムスの超法則死活の書―1995~1999 and α? (プレイブックス)
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　　Countdown Solo John Coltrane
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