自転車の違反行為、4割が「知らなかった」

●参照URL  http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090616-00000007-oric-ent

  信号無視や無灯火、危険自転車の検挙急増 08年、49%増1211件
   http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20090617AT3K1601C16062009.html


 上記の記事を見てもわかるとおり、自転車乗車時の法律違反の多さは相変わらずです。しかしながら一般社会への啓蒙活動をほとんど行わず、マナー違反を放置してきた政府や行政の責任も大きいのではないでしょうか? ほとんどの人が幼稚園や小学校にかよっているころに自転車の乗り方を覚えると思いますので、小学校でマナー教育を徹底すべきかと思います。その後教育現場でそれを継続していき、社会に出るまでに完全に身につけるようにする必要があるでしょう。


■あれは違法だったのか・・・
 今から10年以上前のことになります(大阪にいたころ)。当時は勤め先までMTB(マウンテンバイク・自転車)で通勤していました。普通に走って30分弱くらいの距離です。その頃はセロー(オフロード用オートバイ)にも乗っており、通信販売でセローのタイヤ(公道走行可能なトライアル用)を購入。勤め先にタイヤを配送してもらいました。しかし、配送してもらったもののそれをどうやって自宅へ持ち帰るか途方に暮れてしまったのです(あほ)。直径の小さいリアタイヤは無理矢理セローの荷台にくくりつけ、自宅まで立ち上がった状態で乗って帰りました(座るところまでタイヤが来てた)。しかし、フロントタイヤは直径が大きすぎるためセローでの持ち帰りは危険であり、けいさつに見つかれば間違いなく検挙されると判断。しばらく職場に置いておくことにしました。


 数ヶ月そのままフロントタイヤを放置していたのですが、とうとう上司からさっさと持って帰れと言われました。しかもその頃は、私が住んでいる付近で連続放火事件が続いているという最悪の時期。普段よりも多くの警察官がパトロールにかり出されていたのですが、意を決してMTB(自転車)でタイヤを持ち帰ることにしました。タイヤをたすき掛けするように体にひっかけ、日没後の暗い中を自宅に向かって走り出したのです。
重量はそれほどでもなく、特に走りづらいこともないため順調に自宅へ近づいていきました。川を渡って新御堂筋の高架沿い(すごく暗い)を走り始めたときのことです。数十メートル向こうに右側から動いてきたヘッドライトがゆっくり止まり、ふっと消えました。その道は狭いので乗用車が路上駐車することはないはずです。「オートバイか? しかしオートバイがわざわざこんなところに止まるのもおかしいな・・」と思いながらゆっくりとその道と交差する地点に到達。そのとき私の視界に入ったのは、エンジンを止め、ヘッドライトを消した白バイでした。私は「あっ!」と思ったのですが、白バイの警官がどう思ったのかはわかりません。私は会釈だけして、速度を変化させずにゆっくりしたスピードのまま白バイの横を通過していきました。実を言うと白バイを見てすぐに、白バイであるがゆえに何も言われないと確信していたのです。
白バイの隊員は白バイ隊に入るとトライアルの練習をさせられるのですが、私がたすき掛けにしていたタイヤは見る人が見れば一目でトライアル用だとわかります。そして私がそのとき装着していたグローブはトライアル用のもので、当時の大阪府下の警察にも納入実績のあるものでした。そのふたつの情報から、私がタイヤ泥棒ではないと正しく判断してくれたのだと思います。
これがパトカーか自転車の警官だったら、間違いなく職務質問を受けていたことでしょう。


今日の動画
  ●まりン 飯島真理  http://www.youtube.com/watch?v=qkXDD6U1-KE
 かなり古い曲なので、若い人は名前すら知らない人も多いでしょう。作詞作曲は飯島真理で、編曲は坂本龍一