ちょこっとしたメモをデジタルに複写で残す

 りんご社のiふぉーんに続けとばかりに、最近はタッチパネルを使った”賢い電話”があちこちのメーカーから目白押しとなっています。


 タッチパネルのPDAを私が初めて購入したのは、シャープのPA−Z800が最初でした(1996年)

●参照URL  http://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/960607/wiz800.htm


シャープはもっと以前からザウルスを発売していたのですが、スケジュール管理機能が使いにくいとニフティのフォーラムでよく言われていたため、購入はずっと見送っていたわけです。
wizはザウルスと違う開発部隊が作っているとのことで、スケジュール管理のインターフェースもザウルスとは違っていました(使いやすかった)
店頭でいじってみたところ自分にはしっくりしていそうだったため、すぐに購入。その後200LXを買うまでの間は、オアシスポケット3(テキスト入力とメール・パソコン通信)とPA−Z800(PIM機能、データベース作成、アドレス管理、電卓)の二つを使っていたのであります。


 もちろんシステムダイアリーも使っていましたが、PA−Z800も常に持ち歩きました。この機種は「手書きメモ」機能が大きな売りとなっており、手書きしたメモにアラームを設定できたり、特定の予定に手書きメモを貼り付けたり、ある意味Palm(Pilot)に匹敵するような機能をすでに有していたといってもいいくらいでした。
しかも、パソコンとの連携はサードパーティから出ていたシンクロソフトを使えば可能だったのです。


 さて本題です。ちょっとしたメモ書き(10文字から15文字程度)を誰かに渡す場合、その内容を自分も控えておきたいことが多いと思います。
私も上記のPA−Z800を購入するまでは、システムダイアリーにカーボン紙を挟んでおき、複写が必要なメモ書きのときはカーボン紙で複写をとるようにしていました。
PA−Z800を導入してからは、カーボン紙ではなく「手書きメモ」に複写を残すようになったのです。
 そのやり方は以下の通り(PA−Z800はすでに亡いですのでTungstenT3を使います)

1.手書きメモ画面を表示させた状態で画面上にメモを置き、ボールペンで記入


2.画面には見事に複写ができあがります



 この手法はザウルスユーザーが昔から使っていたもので、当時からけっこうポピュラーでありました。写真のような紙片ではなく、画面サイズよりちょっと小さめのポストイットを使うとより書きやすいです。


■システムダイアリーの「ちょいメモ用紙」作成
 上記の写真にも出ていた白い紙片ですが、十数年前にはけっこう頻繁に使っていました。当時、ちょっとしたメモを誰かに渡すときにシステムダイアリーの用紙1枚を使うのがもったいないと感じていました。たった1行か2行程度なのに1枚丸ごと渡しても、相手も持てあましてしまったりするわけです。
そこで無地シートを四等分して、以下の写真のようなカッターでミシン目を付けておくことを考えました。


メモを書いて、ミシン目から切り取って、そのままリングから引きちぎる。もしくは先に切り取ってから、PDAの手書きメモ上で記入してデジタル複写を残す。
非常になつかしく思い出しましたが、現在でもタッチパネル式の”賢い電話”などに十分使える手法ではないかと思います。