二十日鼠と人間

●参照URL  http://d.hatena.ne.jp/SASGSG9/20080718

 半年ほど前に原作の小説を読み返して上記の記事を書きましたが、今回は1992年製作の映画をDVDで見ました。
10年ぶりくらいに見たのですが、この作品は原作を読んでから映画を見ることをおすすめします。


 数年前から続く手帳ブームのなかでよく出てくる、「夢を持ち続ければ必ずかなえられる」というようなおきまりの文句があります。
この映画でもその「夢」が大きな意味を持つわけですが、運命というのはときに、実にあっさりと人の夢を打ち砕き、平然と立ち去っていくものなのです。
ポジティブ思考というのも大事なのでしょうが、自分の力ではどうにもならない運命の気まぐれや己の無力さといったものを正面から見据え、現実に即したレベルの目的や目標を持つようにすることも必要なことだと思いました。