話を聞かない男、地図が読めない女

話を聞かない男、地図が読めない女―男脳・女脳が「謎」を解く
話を聞かない男、地図が読めない女―男脳・女脳が「謎」を解くAllan Pease Barbara Pease 藤井 留美

主婦の友社 2002-09-01
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おすすめ平均 star
star無駄な抵抗をせずに読んだ方が良い本
star部外者の人もたくさんいるんですねえ
star役立つ本ではあります

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 今から8年ほど前に翻訳が出版されベストセラーになった本ですが、今頃読みました。
本そのものは何年も前に購入していたのですが、なかなか読むきっかけがなかったのであります。
 内容は男性ホルモンと女性ホルモンが脳および人間の行動におおきな影響を与えているということにつきます。


 面白かったのは自分の脳の性質を測定する「男脳・女脳テスト」です。30問の三択式設問に答え、結果を計算式に基づいて計算します。得点が低いほど男の脳であり、得点が高いほど女の脳の性質を持つというわけです。
私のテスト結果はマイナス25点。きわめて男性度が高いとの結果になりました。男性の大半は0点から180点の範囲に入るらしいのですが、自分の結果を見るとちょっと恥ずかしくなりましたです。


 女性の多くが地図を読むのが苦手との記述も、言われてみればそうかなと思いました。
四輪の免許を取得するときに、路上教習で女性教官にあたったときのことです。南を向いた状態で停止し、走行するコースを確認する必要があったのですが、その女性教官は地図を上下逆さまにして私に渡したのです。「あ。す、すいません。ひっくり返しますね」と言って北を上にした状態に直して地図を見直したのでありました。


 この本を読んでいるのと読んでいないのとでは、異性の行動や考え方に対する理解度が大幅に違ってくるでしょう。脳の違いを理解しないまま、大きな行き違いが生じて結婚生活を破綻させてしまうような例は枚挙にいとまがないと思います。男女を問わず、一度は本書を読んでおくことをおすすめしたいと思います。