四輪の車幅感覚(車両感覚)トレーニング

 四輪に乗り始めて感じたのが、二輪のありがたみでありました。
二輪であればどんなに細い道にもほとんど緊張感なく入って行けますし、対向車(四輪)がやってきてもすれ違いで困ることはありません。

 ところが四輪同士の場合はすれ違いできないこともままあります。物理的にすれ違えないならしかたがありません。しかし、車幅感覚が無いためにすれ違えないと誤判断してしまったり、最悪脱輪や電柱にぶつかったりしてしまうのはどうしても避けたいものです。
かくいう私も、車幅感覚はまだまだ身についていない状態ですので、細い道には抵抗感があります。
そこで特訓をすることにしました。


■装備

 ・段ボール2個(40x30x30cm)
 ・ぞうきん2枚
 ・おふろタイム アヒル 音なりタイプ 2個(対象年齢3才以上)


以上の装備を車に放り込んで、早朝の人気のない駐車場(公共用)へ向かいました。


■練習メニュー

1.段ボールでの前後感覚練習
 まずは前方に段ボールを2つ縦に重ねて置きます。5メートルくらい離れたところから前進して停車。2cmくらい残して止めるつもりでやってみたところ、30cm以上空いていました。
何度も繰り返して、目標の2cmで止まれるようになり終了。

 続いてバックで同じ練習。1回目は60cm以上空いていましたが、最終的には1〜2cmまで下がれるようになりました。
段ボールが相手なので、まったく緊張することなく練習できます。


2.ぞうきん踏み
 車幅感覚を鍛えるのに、まずはタイヤの位置を把握するのが効果的です。
そのために、地面に置いたぞうきんの上にタイヤが乗ったところで止まる練習をします。
最初は直進した状態でタイヤを乗せますが、左側がF・Rともに難しいです。
ぞうきんの上に乗っていればとりあえずOKとして、今度はハンドルを切りながら乗せる練習。前輪はまだしも、後輪を乗せるのはかなり難しいです。これは今後も練習を続ける必要があります。


3.アヒル
 手で握ると「ぷぅぴぃー」と音の出る、おふろに浮かべるアヒル。これを40cmくらい離して2つ並べます。その間にタイヤを通す練習。
右側は比較的簡単ですが、左側はちょっと難しいです。しかし、何度も繰り返すことでほぼ身につきました。
ある程度スピードを出していないと効果がありません。さらに手前で進路を変更してからタイヤを通すなど、いろいろな状況で行います。
 この練習は空き缶などを使う方法もあります。アヒルを使うと音が出てわかりやすいかと思ったのですが、3回轢いた時点で音が出なくなりました(合掌)


4.車庫入れ練習
 先の段ボールを離して置き、その間に駐車する練習。段ボールの隙間に折れた木の枝を差してバックミラーでも見えるようにしました。木の枝が周辺に無い場合は、それに代わるものを用意する必要があります。
この練習も緊張することなく行えますので、車庫入れが苦手な方にはおすすめです。


以上、場所さえ確保できれば、非常に効果的に車幅感覚を鍛えることができると思います。練習前と練習後は、別人になったと感じるほど効果がありました。
さらに精度を上げることと、より高いスピードでも精度が狂わないような練習を継続して進めるようにしたいと思います。


練習台になってくれたアヒル。カメラを持って行くのを忘れたため家で撮影。バックがいかにもといったものになっていますが、売りに出すわけではありません。