DIME (ダイム) 2008年 3/18号
DIME (ダイム) 2008年 3/18号 [雑誌] | |
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ひさびさにDIMEを買いましたが、購入動機の半分は特別付録にあります。
ステレオミニプラグに対応したちっちゃいステレオスピーカーがおまけでついているのです。そのため、今号は紐で縛られております。購入するときには付録がちゃんと入っているかを確認しましょう。
■スピーカーの出来具合
本誌の中身はいつもの程度ですので、スピーカーについて書きたいと思います。
幅と高さは旧型のipod nanoと同じくらい。厚みはその2倍くらい。色はパールホワイトで、質感はなかなかいいです。
ステレオではありますが、左右はセパレートになっていません。中身を確認しましたが、「8Ω 0.25W」のスピーカーが2つ入ってます。
早速ipod nano(旧タイプ)を接続。音量は最大にしておきました。
1.ハードロック系統
これは完全にダメでした。低音が完全に死んでるので、この系統の音楽の再生には向いてません。ただし、往年のメタリカのように、もともと低音に気合いが入りすぎている曲などはそれなりに再生されます。
2.普通のロック
普通のロックという言い方もなんですが、あまり私は聞かないので・・
とりあえずJUDY AND MARYを聞いてみましたが、それなりの音。ただし、普段はほとんど聞こえていなかった音が異常に強調されたりして、新しい発見がありました。
3.ジャズ
ビル・エバンス ピアノの再生がかなり弱いため、ドラムのシャカシャカだけが目立つ感じ。ベースもまったくだめ。
バド・パウエル 上記と同じくピアノの音が弱くなってます。一方、あのうなり声は相対的に強調されるため、今までピアノの音で聞こえていなかった声までよく聞こえます。うなり声を聞きたい人にとってはいいかもしれません。
チック・コリア 定番の「Piano Improvisations Vol.1」を聞いてみました。高音のフォルティッシモでは音が割れてしまいますが、それ以外の部分はかなりいい音が出ます。
ミシェル・ペトルチアーニの「Date With Time」も同じくらいの音で再生されます。
どうやらピアノはソロ演奏であればそこそこの音が出るようです。
チャーリー・パーカー サボイのベスト盤を聞いて見ましたが、予想通り結構いいです。サックスやトランペットは結構な音量で再生されますが、やはりピアノは全然だめです。
リー・モーガン 定番のサイドワインダーは上記のパーカーよりもいい音が出ます。
試しに「Moanin'」も聞いてみましたが、BGMとしては普通に聞けるくらいいいです。
ウエス・モンゴメリー 予想通りギターの音が非常に小さいです。一方ジョニー・グリフィンのテナーサックスはよく聞こえます。
4.その他
剛田武 この人が誰だか分からない方は、コピーしてからhttp://translate.google.com/translate_t?hl=ja に貼り付けて、「日本語から英語へ」を選択してから翻訳ボタンを押してください。
で、この人のテーマソングですが、最高のクオリティーで再生されます。伴奏とボーカルのバランスも非常にいいです。
ためしに坂本新兵の「みんなみんな」も聞いてみましたが、これも同じくらいいい音で再生されます。
結論
このスピーカーは、剛田武と坂本新兵の曲を聴くためにあると断言していいでしょう。
彼らの曲を聴いたことが無い方はiTunes StoreへGOして下さい(あるかどうかわかんないですけど)
●参照URL