MCAS Access2007不合格

 本日受験してきました。結果は不合格。この試験は、試験終了と同時にその場で結果がでてしまうので、不合格の場合はけっこうつらいです。

 1000点満点のうち、私の得点は644点。合格最低ラインは670点ですので、あと1問正解していればという、悔しさ満点の結果と相成りました。

 いったん試験会場を撤退して本屋でアクセス・データベース関連の本を見てから、再度同じ会場へと戻って2週間後に2回目を受けるべく受験申し込みをしました。
受験料が12390円と高いため、今度は落ちるわけにはいきません。


■今回の試験を振り返って
 受験申し込みから試験まで13日ほどあったのですが、その間に使用したテキストは以下の3冊。

 1.よくわかるAccess2007基礎
 2.よくわかるAccess2007応用
 3.よくわかるマスター MCAS Access2007完全マスター1 公認テキスト

よくわかる Microsoft Office Access 2007(基礎)
富士通オフィス機器
489311672X

[よくわかる] Access2007応用
富士通オフィス機器株式会社(FOM出版)
4893116738




いずれもFOM出版から発行されています。
テキストそのものは数カ所の誤植がありますが、おおむねわかりやすく解説されています。付属のCD−ROMからインストールした内容をもとに勉強が進むわけですが、1と2ではダブっている部分もあります。ただし、1を完璧にマスターしてもMCASには合格できません。
かといって1と2を完全にマスターしても合格するかどうかは微妙だと思います。

 で、1と2を1回ずつやり終えたあとに、「完全マスター1」にとりかかったのですが、これは実戦に近い問題形式をとっているのでかなり役立ちました。
「完全マスター1」は1回やり終えた後に2回目は半分までいったところで試験当日となったため、完全に身についた状態ではありませんでした。ただし、1回目の時は1問を完全に正解するまでやり直しながら進めていたため、8割以上はものにできていた状態だったと思います。


■実際の試験
 さきに「完全マスター1」は実戦に近い問題形式と書きましたが、このテキストに慣れてしまうと実際の試験で面食らう部分もあります。特に以下の2点。


 1.オブジェクトの表示形式
 2.表示されているオブジェクトの種類


 まずはオブジェクトの表示形式。テキストでは常に「リスト」となっていますが、試験では問題によって「詳細」だったり、「リスト」だったりします。詳細表示の場合は表示しきれないオブジェクトも出てきますので注意が必要です。


 次に、テキストではすべてのオブジェクトが常に表示されているのですが、試験ではテーブルのみだったり、クエリのみだったりします(もちろんすべて表示されている場合もあり)
そのため、問題文に書かれているオブジェクトが画面に表示されていなかったりするので、必要に応じてすべてのオブジェクトを表示させるようにあらかじめ操作が必要な場合もあります。


 試験問題の数は、受験したときによって若干違いがあるようですが、私の場合は29問でした。
1問目から順番に解答していくわけですが、後回しにしたい問題があった場合は画面の一番下にある、「スキップ」を押すと後回しにできます。最終問題をスキップするか、もしくは最終問題解答後に次へボタンを押すと、スキップしていた問題のみを順番に解答していくことになります。
私は最終問題を解答した時点で、スキップした問題が9問ありました。スキップは何度も可能なので、できる問題から確実に解いていくには有効な機能です。
ただ、一つの問題のなかで、(1)(2)(3)などのように、小さく設問が分かれている場合、時間をかけて(1)を解答したあとに(2)がわからないからスキップなどとすると、せっかく解いた(1)がリセットされた状態になってしまいます。そのため、複数の設問がある問題で、そのうち一つが難しそうな場合はそのままスキップして後回しにしたほうがいいでしょう。


■次回への対策
 まずは先の3冊を完全にものにすることに注力します。ただし、本日の試験ではその3冊には出てきていないような用語や問題内容も見られたため、参考書として以下を購入。これは2007にも対応しており、アクセスのキモであるクエリに関して詳細に記載されていますので、不明点を調べる目的で使う予定。


Access 2007/2003/2002/2000「クエリ」完全マスター―根本の定番技からステップアップの実践テクニックまでAccess 2007/2003/2002/2000「クエリ」完全マスター―根本の定番技からステップアップの実践テクニックまで
高橋 良明

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あと、FOM出版のテキスト3冊で共通する問題として、データベースの基本的な解説が書かれていないことがあげられます。MCASの試験はあくまでソフト操作の習熟度を判定するためのものですから、そのような解説は不要という意見もあるでしょう。
しかし、正規化の基本など、あらかじめある程度理解しておく方がいい部分もあると思いますので、以下の本をまずは通読する予定です。

これだけはおさえたい データベース基礎の基礎 -設計と運用の基本からSQLの書き方まで-これだけはおさえたい データベース基礎の基礎 -設計と運用の基本からSQLの書き方まで-
谷尻 かおり

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