銃道 其の十 マルファンクションの巻(月刊GUN 2007/2月号 付録DVD)
待ちに待った、キャス・ニシモトによる「銃道」です。
今回のテーマは「マルファンクション(動作不良)」への対処です。以下の4パターンに分けて説明されます。
1.撃発不良
2.排莢不良
3.抽出不良
4.閉鎖不良
それぞれの動作不良に対して、対処方法が違ってきます。実戦の場でマルファンクションが発生した場合、判断ミスや操作ミスは死に直結しますので、繰り返し体に覚え込ませる必要があります。
お手本では、ひとつひとつの動作を声に出しながら行っています。これは複雑な動作を間違いなく実行するためには有効な方法と言えます。
アンディ・マクナブの小説の中で、主人公のニック・ストーンが、「Stoppage! Stoppage!(給弾不良!給弾不良!)」と叫びながら、マルファンクションの対処にあたるシーンがあります。キャス・ニシモトに言わせると、マルファンクションの原因は99%が人為的ミスらしいのですが、いかにもニック・ストーンらしいですね。
今回の銃道では、最後にキャス・ニシモトへの質問募集が告知されていました。今後もこの企画が続くようなので、とても楽しみです。それと同時に、法執行機関が用いる、「攻撃」技術に関しては今後も教えることはないと告知されていました。一般市民にとっては、銃はあくまでも「セルフディフェンス」にのみ使用されるものであることを、きちんと認識することが大切でしょう。